2008年01月15日

中田君は体も心も大きいんです:本間翼

 中田翔は大きい。182センチで100キロもあるのだから当然なのだが、そうではなくて人間として大きいということ。29歳にもなって、態度の悪い駅員さんと“ちょっぴり”口論になってしまう僕とは比べものにならないほど…。

 鎌ケ谷では寮と球場の往復時に、サインを求めるファンに必ず囲まれる。週末ともなればその数は100人を超えるのですが、中田は全員にサインをしてから引き上げます。「朝早くから待っていてくれるしありがたいです。毎日来てくれてる人もいるんですよ」。イヤな顔1つしないのです。

 ファン交流会が行われた13日は、約500人のファンが集まりました。「さすがにこの数は…」と表情を引きつらせたのは球団関係者。レッドソックスの松坂は西武に入団した1年目、サインのしすぎでけんしょう炎になったというエピソードもあります。けがをされても困るという理由で、この日はスタッフが完全ガードで送迎しました。でも中田がその後「(サインを)したかった」と悔しがっていたのが印象的でした。

 僕たち報道陣への対応もそうです。毎日、毎日後を追われ、質問攻めにあうのはいい気分ではないでしょう。「おまえが言うな」と言われそうですが、その気持ちはよくわかっているつもりです。だけど中田は「注目してもらうのは自分の力になっています」と快く対応してくれるのです。これには球団スタッフの指導も関係しています。大渕スカウトは新人選手の講習会で「メディアの向こう側にはファンがいるということを忘れないで」と話しました。新聞は選手とファンをつなぐ1つの媒体。同スカウトの教えはありがたくもあり、そして、だからこそ僕も、責任を持って原稿を書いていかなければと改めて思っています。中田の紙面は特に“大きい”ですから。

 超大物ルーキーとともに過ごす1シーズン。僕も今から楽しみにしています。

January 15, 2008 02:40 PM 投稿者:本間翼

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