2007年10月08日
怪物くんの大物っぷり:村上秀明
あの怪物くんと初対面した。これまではテレビ画面から大物っぷりが伝わってきたが、想像していた以上の驚きだった。
日本ハムが10月3日の高校生ドラフト1巡目で、予定通り大阪桐蔭・中田翔外野手(18)を指名。4球団が競合したが、最後の残りくじで見事に引き当てた。高校通算87本塁打は史上最多。ここまでは入団への支障は何もなく、全国がその行方に注目した大型スラッガーが、北の大地にやってくる。
同5日、日本ハムの高田GMらが球団の代表として、大阪・大東市内にある大阪桐蔭高に指名あいさつに出向いた。その日の取材で中田と初めて接する機会があった。授業の合間に、高田GMらと面談し、取材にもこたえた怪物の表情は、18歳の高校生らしい初々しいものだったが、首から下は規格外だった。
第一印象は「こんな金メダリストを見たことがある」というものだった。真っ先に目がいったのは、太ももだった。制服の上からでも分かるほど、丸太のような太もも回りのサイズは64センチ。スピードスケート長野五輪金メダリスト清水宏保と同サイズだ。清水の太ももを初めて見たときも衝撃的だったが、今回もビックリした。
太ももだけではなく、胸板、腰回りなど、今まであんな高校生は見たことがなかった。かといって、そんなに肥満体形ではなく、身長は183センチあるので、超ガッチリ型と言ったところか。高田GMも「手の厚みがすごかったね」と何度も口にしたが、重厚感のある見た目だけでも超大物に違いなかった。
取材対応もなかなかの大物っぷりだった。もともとの性格もあるだろうが、初対面の記者の質問にも、気さくにこたえる。北海道のイメージを「白い恋人」とこたえたように無邪気で、時にはジョークも交えながら話す。テレビカメラが目の前に何台も並んでいようが、18歳にしてすでに取材慣れした雰囲気だった。
日本ハムの顔写真付き選手名鑑を眺めながら「この人、泣いていた人ですよね」と、中田が指さした顔は2年目の陽内野手だった。05年ドラフトで当時の意中の球団に行けず、涙を流したシーンを覚えていた。それでも、ほとんどの選手を知らない様子で、日本ハムの知識はこれからのようだ。
大物ルーキーがどのようにチームに溶け込み、成績を残すのか。プロの世界はそんなに甘くないが、あの体を見ると、期待を抱かずにはいられない。
October 8, 2007 02:01 PM 投稿者:村上秀明
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/12655
