2007年09月04日
データで見る日本ハムの強さ:村上秀明
首位を走る日本ハムの強さは、新聞を見てもらえれば、その理由の一部がはっきりと記されている。日刊スポーツでは「両リーグ投手全成績」と記載されているデータのコーナーがそれ。パ・リーグの防御率のいい(低い)順番に投手の名前が並んでいるが、4日付時点で日本ハムはダルビッシュ、武田勝、グリンの3人が2、3、4位と上位にランクインしている。
同日のパ・リーグのランキングには規定投球回数(チーム試合数)に達した16人が並んでいるが、ベスト10の顔ぶれを見ると、分かりやすい。日本ハム3人、ソフトバンク3人、ロッテ3人と、最多勝争いトップの西武涌井をのぞけば、見事に上位3チームの主力投手が名を連ねている。まだシーズン途中だが、ここまで明確な結果は珍しい気もするが、やはり先発投手の安定感が勝敗を大きく左右していると言える。
中でも、日本ハムのすごさはトップ5に3人がひしめいている部分ではないだろうか。スポーツに「たら」「れば」は禁物だが、このままシーズン終了まで3人が5傑に残れば、前身の東映時代の1962年(昭和37)に久保田治(1位)安藤元博(3位)土橋正幸(4位)が達成して以来、46年ぶりの快挙。東映が初のリーグ優勝を飾り、日本一にも輝いた年度以来のことで、連覇を狙う日本ハムにはありがたいデータだろう。
さらに、後押しするデータを挙げると、仮に1人でも6位以下に転落したとしても、2人がシーズン終了時にベスト5人に残っていれば、1998年(平成10)の金村暁(1位)関根裕之(5位)以来、球団史上10度目(3人の62年含む)となるが、過去9度はすべて3位以内を確保している。今とは優勝争いの形態、試合数など細かな部分が違う年度もあるが、最低2人が防御率でリーグ5本の指に入れば、今年に当てはめるとクライマックスシリーズ進出となる。
リーグ優勝に向けて残り25試合となったが、果たして防御率トップ5に3人が入った1962年の再現はなるか。数字だけではないが、このままダルビッシュ、武田勝、グリンの先発3本柱の好投は欠かせない要素だろう。ただ、46年前にはエース格の尾崎行雄も実は6位にランクしていた。欲を言うと、もう1人のベスト10入りが必要かもしれない。そこまで言うとぜいたくだろうか。
September 4, 2007 12:58 PM 投稿者:村上秀明
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