2007年08月20日

選手がプロデュースするユニホーム?:村上秀明

 見慣れない光景に、新鮮さもあった。17~19日までのロッテ3連戦(札幌ドーム)で披露した青色を基調にした限定ユニホームだ。「WE LOVE HOKKAIDO シリーズ」と題した球場全体の大掛かりなイベントに合わせ、今季初めて限定ユニホームを導入した。

 移転4年目で、初めて「HOKKAIDO」の名前を胸につけた3日間の限定版。球団は「ユニホームの色を球団カラーの1つで、北海道の澄んだ海、空をイメージした青へ。キャップのつばにも同じ青を採用。素晴らしいファンと素晴らしい北の大地・北海道への感謝と誇りを形にします」と、イベントの趣旨をコメントしていた。

 週末、夏休み期間もあって、3日間で約12万人が来場した。この限定ユニホームは札幌ドームなどで先行発売されていたため、同じユニホームを着たファンが、思った以上にスタンドに多く見られた。イベントの売上などの数字は分からないが、新しい試みとしては成功だったのではと思わせた。

 球団幹部も「1勝でもしてよかったよ」と胸をなで下ろしていた。3連敗なら限定ユニホームが、2度と日の目を見ることがなく“お蔵入り”した可能性もあったからだ。実際、某パ球団では、着れば負けるというレッテルを張られた限定ユニホームが、“封印”されているという。

 新しい戦闘服を着た選手の反応はさまざまだった。金子誠は「新鮮味があっていい」。武田久は「僕はかっこいいと思いますよ」と口にした。逆に稲葉は「僕にはまったく似合ってませんね、たぶん。こういう色は私服でも着ないし…」と困惑? 工藤も「社会人野球(チーム)っぽいですね」と話していた。

 セギノールが限定ユニホームに合わせたリストバンドを付けたように、選手もコーディネイトに苦しみながら、楽しんでいたように見えた。選手もファンも、思い思いに接した限定ユニホーム企画だったが、ただ1つ、金子誠が話していた「選手の意見は入っていないんですけどね」という部分は気になった。

 次は率直に、選手が自ら全身をデザインするユニホームはどうだろうか。本拠地の試合後、私服に着替えて帰宅する選手たちのファッションセンスは個性的だ。モデル風にブランドで決める選手もいれば、ヒップホップな若者スタイル、庶民派のジーンズもいる。限定ユニホームの3日間を見て、選手が完全プロデュースしたユニホームがあれば、どんなものになるのだろうと思った。

August 20, 2007 09:34 PM 投稿者:村上秀明

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