2007年04月05日

努力を続ければ良いことがある:北尾洋徳

 日本ハムが3日、最下位に転落しました。昨年の王者が05年4月2日以来、約2年ぶりに屈辱的な位置にいます。4日も延長12回の末に楽天に逆転負けを喫し、2戦目でカード負け越しが決まりました。日本一の熱気から約半年、予想しなかった展開で07年シーズンがスタートしました。

 勝負事に「~だったら」「~しておけば」という言葉は禁句。それでも考えてしまいます。開幕戦のダルビッシュがズレータに満塁弾を浴びた1球が、外角を狙ったものではなく内角だったら…。2戦目の6回無死一、二塁から森本が送りバントを失敗しなければ…。3月のオープン戦、公式戦を通じて2度の遠征で計24泊という過酷なロードがなければ…と。

 島田球団取締役連盟担当は「去年も厳しい日程だった時期があったのかもしれない。ただ自分たちが感じなかっただけなのかもしれない」と話しました。当然のことかもしれませんが、勝ち続けている時には「~だったら」「~しておけば」という言葉は浮かびもしないでしょう。どうしても、頭によぎってしまう弱音をかき消すように選手は必死です。

 本拠地・札幌ドームでの西武との3連戦。最終1日でした。先発投手陣の一部を除く、ほぼ全選手が午前9時にはグラウンドに出ていました。通常、報道陣は練習前にぶら下がりと呼ばれる取材をします。そのためにグラウンドで選手を待ち受けるのですが、間に合わなかった記者もいました。「去年より確実に早くなっている」と話したのも1人や2人ではありませんでした。

 今年から担当している私は去年との比較はできません。でも自身の経験と比べることはできます。高校時代、私は野球部でした。結果が伴わなかった時には始業前に朝練をし、全体練習終了後にも居残りで個人練習を積みました。「~だったら」「~しておけば」と思わなくていいように。そして、いつか結果が出ると信じて。

 きっと今の日本ハムの状況に自身の状況を置き換えて応援しているファンもいると思います。社会の中では、うまくいくことばかりではありません。好転するようにと努力し、耐え続ける。「日本ハムの選手だって頑張っているんだから」。そう思っている人もいるかもしれません。

 まだ10試合を終えたばかり。134試合が残っています。ぜひシーズンが終わるときには、努力を続ければ良いことがあると証明してほしいと思います。

April 5, 2007 01:37 PM 投稿者:北尾洋徳

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