2007年03月15日
日本ハム版小説「バッテリー」に注目:北尾洋徳
最近、ある小説を文庫本で読んでいます。96年に児童書として刊行された「バッテリー」(あさのあつこ著)。10日から映画が全国東宝系で公開になった話題作です。現在、発刊されているのは「1」~「5」。主人公「原田巧」と同級生で捕手の「永倉豪」、それを取り巻く周囲の人々との関係にワクワクしながら読み進めています。
書店で手を伸ばしたのはダルビッシュ有投手と作者あさのあつこ氏が対談したのを記事にしたことが、きっかけでした。ダルビッシュ投手の第一声は「自分に似ている」だったそう。原稿を確認した弊社のAデスクも「本当に似ているんだよ。お前が読んでいれば主人公とダルを、もっと引っかけた面白い文章が書けただろうに」と残念そうに言っていました。
確かにダルビッシュ投手と原田巧のイメージは重なります。そして、もう1人。オープン戦を通し、私の中で永倉豪と今成亮太捕手が結び付きました。今季、ダルビッシュ投手が登板した3試合中、紅白戦と10日横浜とのオープン戦の2試合でマスクをかぶりました。ともに要所でショートバウンドした変化球を体を張って後逸を阻止。その必死な姿をダルビッシュ投手はマウンドから拍手で称賛しました。
横浜戦で2人は1回終了後に険しい顔で意見を交わし合いました。今成捕手は「もっとインコースを突きましょうとか、球場が狭いので低めに集めましょう、と話していた。ダルさんは(意見を)聞いてくれるので」と振り返りました。試合後にダルビッシュ投手は「(直球と変化球の比率は)今成に任せていた。うまくリードしてくれた」と感謝を表しました。
今成捕手は開幕1軍へ向けて必死です。ここまでオープン戦7試合で13打数4安打3打点1本塁打、打率3割8厘(14日時点)。現在1軍の捕手で唯一の左打者として打撃面からもアピールを続けています。捕手としても、キャンプ中から中嶋聡選手兼任バッテリーコーチに指導され、学んだ点をノートに書き込んでいます。
中嶋、高橋信二、鶴岡慎也の3捕手に食い込むのは、相当難しいことに思えます。しかし「このままいけば…」と可能性を大きく感じさせてくれる存在です。ダルビッシュ投手と原田巧、今成捕手と永倉豪-。小説から飛び出したような「バッテリー」に注目しています。
March 15, 2007 04:38 AM 投稿者:北尾洋徳
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