2007年02月08日

完全復活にかける「左の中継ぎ」:北尾洋徳

 キャンプも第2クールに突入しました。このブログを書いているのは2月8日午前0時ころ。そうです、この日は今季の初実戦である紅白戦が行われます。ヒルマン監督は「(試合は)6イニング制を予定。投手は6人」と明かしました。各投手2回ずつを投げることになりそうです。

 このキャンプでは主に投手を担当しています。一番の注目はダルビッシュ投手。昨季チーム最多タイ12勝(5敗)の右腕が今季名実ともに「エース」の称号を手に入れることができるか、キャンプからしっかり見ていきたいと思っています。そして個人的に気になっている選手がいます。清水章夫投手(31)です。

 清水投手は左ひじの故障を乗り越え、昨季2年ぶりの白星を手にしました。4月1日のオリックス戦(スカイマーク)。3番手で7回から登板すると、2イニングを打者6人で封じ、勝利投手になりました。04年5月14日オリックス戦(ヤフーBB)以来の1勝に涙が止まらなかったようです。

 今季は「完全復活」をかけて臨むことになりそうです。沖縄・名護でのキャンプでも連日100球以上の投げ込みを積んでいます。「投げなければフォームも固まらないでしょ? ゆっくりしていられる立場ではないからね」。笑顔であっさりと言います。毎日、練習が終わり、宿舎へ戻る足取りも軽やかです。

 初めて取材したのは先乗りの自主トレ、1月24日でした。名刺を差し出し、あいさつすると「いくつ? 」と逆取材を受けました。「25歳です」。そう答えると「おぉ、若いなぁ。鶴岡世代やん。え? (甲子園優勝投手の)正田世代? あぁ、そっか」と明るく緊張をほぐそうとしているかのように話してくれました。それ以来、取材にいくと笑顔で今の体の状態、取り組みを教えてくれます。「え、これ記事になんの? 」(清水)「いや、とりあえず取材を…」(記者)「あぁ、そっか。今は…」(清水)と。

 昨季の左の中継ぎの柱、岡島投手が米大リーグ・レッドソックスに移籍。今季「左の中継ぎ」は競争激戦区になりそうです。ヒルマン監督は「左投手全員に興味がある」と話します。今日の紅白戦で清水投手の登板予定はありません。しかし早い時期にマウンドに上がることは間違いないと思われます。紅白戦、練習試合はアピールのチャンス。「え、これ記事になんの? 」(清水)「なります! で、今日の投球は…」。きっと近い日に、そんなやりとりが実現すると思っています。

February 8, 2007 05:00 AM 投稿者:北尾洋徳

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/9244