2007年02月01日
ピンチをチャンスに:北尾洋徳
いよいよ春季キャンプが始まります。これを書いているのは1月31日。日本ハムの選手らは東京から空路、キャンプ地の沖縄・名護入りしました。明日2月1日はキャンプ初日。私自身、初めてのキャンプ取材で緊張からか、今朝から胸が高鳴っています。
球団史上初の連覇を狙うシーズンとなります。昨季は25年ぶりのリーグ優勝、44年ぶりの日本一、そしてアジア制覇まで果たしました。当然、他球団は「打倒 ! 日本ハム」を掲げてくるはずです。トレイ・ヒルマン監督も覚悟しているようで「連覇は1度の優勝よりも難しい。(選手には)意識の部分で2倍のものを要求する」と意気込んでいました。
期待が大きい分、プレッシャーも大きいのでしょうか。ちょっと面白かったのは、米・テキサス出身のヒルマン監督がゲンを担いだことです。到着直後に那覇空港で名護市の関係者によって行われた歓迎式。ヒルマン監督は「去年スピーチを短めにして優勝できたので、短めにします」と短時間であいさつを終えました。おちゃめな監督らしい“アメリカンジョーク”と受け取ることもできますが、実は本音も含まれているのではないか、と思わずにはいられません。
そんな中、春季キャンプはシーズンの行方を占う上でかなり重要なものになりそうです。昨季限りで新庄剛志氏が引退し、小笠原道大内野手もFAで巨人に移籍しました。主力2人が抜けたチームは「ピンチ」の状態にあるのかもしれません。ただ選手会長の金子誠内野手は、こう言います。「中の2人が抜けたことでチームが活性化するかもしれない」。レギュラー奪取を目指して目の色を変えて臨む選手、新しい打順やポジションに挑む選手…。新戦力が台頭できる「チャンス」は確かにあります。
そういえばテレビで同じようなことを言っている人を見ました。宮崎県のそのまんま東知事(本名・東国原=ひがしこくばる=英夫)です。鳥インフルエンザで窮地に立たされる中「これをチャンスに変えたい」と永田町で必死に地鶏をアピールしていました。「ピンチはチャンス」。その言葉こそ、約1カ月のキャンプに臨む日本ハムナインにふさわしいのかもしれません。
February 1, 2007 09:47 AM 投稿者:北尾洋徳
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