2007年09月01日
何となく淡々と:高山通史
ドキドキした時があったかな、ワクワクした時があったかな。9月に入った今、思い返しても、そんな節目の試合を挙げることができない。今年の日本ハムは、悪く言えば「何となく」勝ってきて、きっちりと首位にいる。昨季は実は仕事を忘れてしまうほど、面白い試合がシーズンで何試合かあった。でも、今季は、淡々と記者席から試合を見ている。昨季に勝ち慣れした(プレーをしているのは自分ではないが…)からではないだろう。
開幕前から戦力ダウンしたというのが、評論家諸氏の予想で大半の見方。大物野手、超目玉の即戦力の新人投手をしっかりと補強したソフトバンクが、パ・リーグをぶっちぎりで制覇するという意見が、ほとんどだった。キャンプ中にヒルマン監督は過剰反応して「我々を下位に予想しているが、我々には我々の戦い方がある」などとと自信を見せてはいたが、すべてが本音ではなく、少しは強がりがあっただろう。
これが強さなのか、正直なところ分からない。ただ1つの要因に安定した戦力を維持し続け、また新戦力の台頭があるだろう。まずは基本のベースとして主力の故障者が少ないということ。その中でも金村、八木ら故障、不振の選手は出ているが、新外国人のグリンに高卒ルーキー左腕の吉川らが、その穴を埋める活躍をしている。野手でも小谷野、工藤ら、昨季はほぼ2軍でくすぶっていた選手が1軍に定着し、活性化している。ずっと1年間、戦い方も変わらない。得点力が低いので「スモール・ベースボール」を駆使して挙げた少ない得点を、強力な投手陣で守り切る。しかも選手も淡々と、それぞれの役割に徹している。
優勝した時には、担当記者は優勝原稿なるものに思案する。歓喜の1年にふさわしい記事を書くために、その時に備えて取材をするのだ。だが今年は…、どうしよう。弱音を吐いてばかりはいられない。こちらは選手のように淡々と、というわけにはいかないので、ちょっと力み始めた、今日このころだ。
September 1, 2007 11:16 AM 投稿者:高山通史
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