2007年07月05日
真のスター選手が出て欲しい:高山通史
毎年だが、今年のオールスターはいろいろな意味で楽しみだ。パ・リーグのファン投票で楽天の選手が8人も選ばれた。田中、松本、福盛、ルーキー嶋、高須、礒部、鉄平、山崎武…。一部では「組織票」とか、うがった見方をされてはいるが、立派に票を集めたのは事実だ。ただ1人、両リーグで100万票を越えた山崎武の結果は痛快だ。自分がもし投票する立場だとしても、何部門かの中で、迷わず1票を投じたのが山崎武だろう。今年の活躍は野球ファンの琴線に触れる、素晴らしいものだ。
今年の第2戦は仙台、フルキャスト宮城で行われる。地元ファンからの熱い1票もあり、それが投票結果に結び付いていることだろう。だが仮定の話でそこに「組織票」というものの影響があった、とする(ちなみに楽天球団は否定しており、あくまで仮定の話です)。個人的には何も問題ない、と思う。ちなみにファン投票選出ゼロだった日本ハム球団内では「やっかみ」なのか、そんな声もチラホラと聞いた。だが、楽天の選手には罪はないし、それは自軍の選手に問題があるのだと、と思う。
正真正銘のスター選手なら-。そんな「組織票」には負けないだろう。現にソフトバンクの松中、小久保、川崎、オリックス・ローズはきっちり選ばれている。野球ファンなら名前を見て、納得する選手だろう。仮に「組織票」があったとしても、楽天の選手に勝っているのだから。だからそんな議論や批判をすることが、いかに本筋を外れているか、ということだ。そんな力に負けてしまうようでは、スターでも何でもないし、そんな選手に「オールスター」の出場資格はない、と個人的には思う。成績で選ばれるのであれば、ファン投票する必要はなく、あくまで人気が指標だ。
日本ハムからはダルビッシュが監督推薦で初出場する。田中にファン投票で敗れて2位だった。投票がスタートしてから一貫していたのは「勝つのは無理だと思っていた」、「田中君が出た方が盛り上がる」などという姿勢。今の自分の置かれた位置を見つめ、客観的に戦況を判断していた。田中が“旬”だと、しっかり認めていた。「1位になったら-」などと、終わってみれば“過信”していた選手もいた中で、好感が持てた。
ダルビッシュも含め、日本ハムにもほかを寄せ付けないほどの人気、知名度を誇る、真のスター選手が出てきて欲しい。楽天の選手たちを好奇の目で見る時間があるなら、もっと自分の個性を、人間を、また選手としての魅力を磨いた方がいい。昨季までの新庄氏、小笠原…を含め、日本ハムには押しも押されもせぬスターがいた。今、チームは好調でニュースターが生まれやすい状況にある。スター不在とも言われるが逆に言えば、誰でも日本ハムのスターになるチャンスがあるということ。選ばれて晴れやかに会見した楽天の選手たちのように、来年は日本ハムの何人かがスポットライトを浴びて欲しい。
July 5, 2007 05:43 PM 投稿者:高山通史
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