2007年06月22日
「裏方」も戦っている:高山通史
このブログを書いているのが22日、交流戦初制覇が目前です。優勝賞金5000万円。監督、コーチ、選手ら現場と球団とで折半する方向で、ほぼ固まりました。ということは2500万円は、選手サイド。これまでの賞金の分配例を見ると打撃投手、ブルペン捕手ら、いわゆる「裏方」のスタッフも臨時ボーナスを手にすることになりそうです。
もちろん戦っているのは選手だけではありません。22日、オリックス本拠地のスカイマークスタジアムでの練習。ちょっとしたシーンを目にしました。宿泊ホテルまで帰るためのバスを、出入り口に横付けした岸七百樹サブマネジャーが「上司」の仲光秀記チーフディレクターに、なぜか注意をされていたのです。ちなみにサブマネジャーは選手の用具、荷物の遠征先への配送手配、ユニホームの管理などが主な仕事です。
外は土砂降りの雨。岸サブマネジャーはバスの乗降口を最大限、入り口に近づけ、選手がぬれないようにしようとする配慮でした。なのに、なぜ? 理由はその停車位置では1度、バックをしてから出発しなければいけないから、ということでした。バックする=下がる、後退することは勝負、ゲンをかつぐ野球の世界では、良くないことだという、昔からの習わしがあるそうです。
仲光チーフディレクターは理由を、こう説明してくれました。「別にあまり深い意味はないんですよ。でもそういうことを気にしない選手もいるけれど、気にする選手もいる。王さん、長嶋さんたちの時代とかは、もっとそういうことが多かったと思いますよ」。岸サブマネジャーは知らなかったようで、必死に謝っていました。そんな厳しい勝負の世界は、グラウンドだけではなく、舞台裏でも垣間見えるのです。
選手たちを支えるスタッフはユニホームを着ている打撃投手、ブルペン捕手の方たちばかりではありません。マネジャーだけではなく、選手のオフの年俸の増減の目安の1つである査定を担当する方、スコアラー、報道陣に対応する広報、またトレーナー…。時にはTシャツに短パンなど動きやすい服装で、汗をダラダラと流して動き回っています。
北海道内の企業は6月支給が多い夏期のボーナス。毎年は無理かもしれません。だが交流戦V目前の今年だけは、チームに携わる裏方の方々も「ボーナス」がもらえることを、祈っています。
June 22, 2007 04:54 PM 投稿者:高山通史
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