2007年06月14日

どうしても気になる球団名の略称:高山通史

 特にタイムリーではなく、今さらだが、ずっと思っていたことがある。14連勝と大型連勝をしている間、連日、もちろん北海道だけではなく全国的にも快進撃が大きく報道された。スポーツ紙のみならず各紙、見出しに躍っていたのが「ハム●●連勝 ! 」などなど。テレビのスポーツ番組でも「ハムは●●ですからね」などという。また、ふつふつと複雑な思いが沸いてきた。「ハム~」って。

 球団名=北海道日本ハムファイターズ。略して呼ばれる時は「ハム」といわれることが多い。もちろん親会社がそうであるから、そうなのだが…。ほか12球団の食品系の親会社に持つ球団を見てみても、食べ物を愛称の1つにされているところはない。ロッテは「ガム」とか「チョコ」とかではないし、ヤクルトは企業名が特定の商品名でもあるためそう呼ばれているが、何となく、しっくりきている気がする。

 球団が北海道へ移転した04年。初めて日本ハムを担当したその年に、紙面のレイアウトを行う=見出しをつける部署・整理部に、意見をしたことがある。「ハム~」っていうのは、どうなのか-と。同意見ではあるが、ほかに適切なものがないとの回答。見出しに適当な字数的なものから、3文字以内で表せるものが好ましいということも言われた。

 例えば他球団の例を見てみると多いのが、巨人は「巨人」か「巨」。阪神は「阪神」か「虎」。中日は「中日」か「竜」。ヤクルトは「ヤク」か「燕」。広島は「広島」か「鯉」。横浜は「横浜」か「ハマ」か「ベイ」。ソフトバンクは「ソフト」か「鷹」。西武は「西武」か「レオ」。オリックスは「オリ」か「猛牛」。ロッテは「ロッテ」、楽天は「楽天」…。多く使われているのは、このような感じだろう。

 そこへネームバリューがある監督がいるとその名前のようなものがプラスされ「原巨人」、「オレ竜」、「岡田阪神」、「王ソフト」、「野村楽天」などという見出しへも変化したりする。ただ日本ハムの場合は「ハム」以外に難しい。あまり多くはないがファイターズから「F」というのを見る時があるが、個人的にあまりピンと来ない。大々的に紙面展開する時に「F」は、1字とはいえ「虎」とか「竜」とか「燕」とかのように、すぐに球団を連想できるような気がしないのだ。

 ファイターズだから「戦士」とか「勇者」という見出しも、ちょっと何か…。アメリカに留学、メジャー球団の職員としても活躍していた岩本賢一通訳とそのことについて雑談で話したが、現地では「日本ハム・ファイターズ」ではなく「日本・ハムファイターズ」と、チーム名の“文節”を勘違いしている人もいたと聞いた。そうであれば「日本のハムの戦士たち」「日本のハムの勇者たち」とかとか、すごい風に勘違いされていそうだ。

 いっそのこと「北海道日本ハムベアーズ」なら「熊」でいいのに、「北海道日本ハムサーモンズ」なら「鮭」でいいのに、などと思ってしまう。「蟹」にするなら「北海道日本ハムクラブ」か…。もちろん歴史ある「ファイターズ」は簡単に変えることができないことは、分かっている。ただちょっと「ハム~」は…。食べ物だから違和感はずっと感じている。年に何度かそんなことを妄想してしまう時があるが、また今年もその大型連勝中の弊紙も含め、大々的にされていた報道を見て考えてしまった。

 何かないかなと、考えてみて4年目。しかも球団は本拠移転からブランドイメージを大切にしており、新グッズを製作する時などにそのイメージを壊さない物など多角的に吟味し、かなりの制約を設けている。だから、なおさら「ハム」は…。あまり強そうでもないし、他球団の記事で使われる時は「ハムをペロリ」とか「ハムを食った」とか、そういう風にも使われてしまうから。無駄な努力かもしれないと分かってはいるが、無い知恵を絞っても、いまだ妙案は見つけ出せない。

June 14, 2007 02:22 PM 投稿者:高山通史

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