2006年09月11日
引退撤回の声もあるけれど/新庄番(3):高山通史
新庄選手の引退撤回を求めるファンの動きが、ここにきて大きくなっています。先日も温かみある博多弁で、報道陣に対して訴えてくる人がいました。「あいつを、何とかできんですかねえ。報道陣の皆さんも考えてくださいよ」。新庄の母校である福岡・西日本短大付高野球部の西村慎太郎監督(34)でした。
高校時代のチームメート。2年前の夏の甲子園出場時には、差し入れとしてバスをプレゼントしてもらったこともあります。9月7日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)の試合前、新庄を激励に訪れました。本当に辞めるのかと聞くと、新庄選手は「あれだけ辞める言うとって、辞めんわけなかろうが」などと答えたといいます。
「やっぱ寂しいですからねえ」。引退する固い意志を感じ、報道陣に良いアイデアはないかと提案してきたのです。ただ、その後に「(引退撤回は)もうないでしょうね。あいつのことやからですね」と自分に言い聞かせるように話したのが印象的でした。
今、北海道内ではファン主導での署名活動などさまざまな動きが起きています。引退しないでほしい、と思うファンが行動を起こしています。それだけ、新庄選手はファンに求められ、引退を惜しまれているんです。ですが、もし引退を撤回して来季も現役を続行したらと想像すると、新庄選手には良いことではないと思います。批判の声も出るだろうし、常にまた「引退」の2文字が付きまとう、決してプレーに集中できる環境ではないでしょう。
日本ハムはプレーオフへ進出することが決まりました。レギュラーシーズン後もまだ、その勇姿を見ることができます。私は事実を受け止め、最後の散り際をワクワクしながらしっかり目に焼き付けたいと思うのです。日本シリーズへ進んで、その相手が阪神なら、何てドラマなんだろうと想像する方が、楽しいから。
September 11, 2006 01:10 PM 投稿者:高山通史
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