2006年06月09日
絶景だった超満員の札幌ドーム:高山通史
6日阪神戦。新庄が札幌ドームの屋根から落下してきた。観衆は実数発表以後、最多の4万3473人。その光景を見た新庄も、きっと壮観な絶景だっただろう。新庄は翌日、OBの八木裕氏に「上しか見ていなかった。上から見ていたら、もう…」と明かすほどの高所恐怖症だが、ぎっしりと埋まったスタンドは見えていたはずでしょう。
バックネット裏上部にある記者席から見る、その光景もすごかった。本拠地を北海道へ移転したのを機に、担当になって3年目で初めての経験だった。3月25日楽天との札幌ドームでは初の開幕戦も4万2393人だったが、その時は土曜日。阪神戦は火曜日で、条件を加味すれば異様な状況だったと思います。いつも、こんなスタンドなら、仕事にも気合が入る(断じて、普段は入っていないわけではありません…)というものです。
この2戦は、球団指定の満員化計画の該当試合。いわば「狙って」、しかも新庄パフォーマンスがあることを告知し「仕込んで」の大動員です。来年は新庄がいなくなったら…、果たしてどうなるのか。きっと、このような状況になっていることがなかったのではないかと思います。翌7日は2万7831人。これもウイークデーにしては堂々の数字。だが個人的にはちょっと拍子抜けしたというのが本音です。
しかもその翌7日の始球式には、試合の協賛会社の要職者の男性がマウンドにいました。その投球が捕手までノーバウンドで届き、どよめきが起きていました。だがなぜ、この人(この方には罪がありませんが…)がと、思わずにはいられません。来年は球団が生まれ変わった年から支えてきた新庄にある程度、頼ってきた動員法が変わります。黙っていても、新庄見たさに球場へ通っていたファンが少なからず離れていくでしょう。
セでは巨人の東京ドーム、阪神の甲子園、パではソフトバンクの福岡ドーム、ロッテの千葉マリンと、個人的に素晴らしい雰囲気を持つ球場があります。札幌ドームも成功のモデルケースとして、いろいろな球団の手本になっていると聞きます。新庄の数々のパフォーマンスは1度限り。だが今後ずっと続く、球団の「パフォーマンス」がどうなるのか注目していきたい。
June 9, 2006 10:39 AM 投稿者:高山通史
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