2006年05月12日

ちょっと気持ちいい「単独首位」という響き:高山通史

 日本ハムが単独首位(12日現在)。球団、選手、また日本ハムファンの方々にも失礼を承知で「春の珍事」と書かせてもらった。だって30試合以上消化時点では7年ぶり、しかも前身の東映時代以来35年ぶりという3戦連続延長戦という中日3連戦を、勝ち越してのものなのだから。堂々の「珍事」だ、と自信を持っている。

 最後にリーグ優勝をしたのが81年。記者がまだ6歳、小学1年生の時だ。当時を思い出してみようと考えてみるが、はるか昔すぎて何をしていたか浮かんでこない。そんな昔のことなのだ。ルーキーの八木、ダルビッシュはもちろん生まれていない。パ・リーグは6球団。なら優勝できるのは単純計算で6分の1の確率。なぜ今まで…。

 家庭用テレビゲーム機(あのファミコン)が大流行した当時、野球ゲーム「ファミリースタジアム」(通称ファミスタ)で「フーズ・フーズ」というチームが日本ハムだった。弱いという理由で好んで選んでいた。確かに弱かった。どうしても勝ちたい相手の時は西武を選んでいた。心に余裕がある時だけ、選んだチームだった。

 私の脳裏には「弱小球団」ということが強烈に刷り込まれている。今、当時はブラウン管に向かって「打てよ!」とヤジっていた、現在の白井ヘッド兼内野守備コーチら「実物」が目の前にいる。ちょっと本人を前に、その時のことはもちろん話せない。記事を書いていても、ちょっと気持ちがいい「単独首位」という響き。私の固定観念を覆すような「珍事」が季節をいくつ越えられるのか、注目している。

May 12, 2006 11:15 PM 投稿者:高山通史

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