2006年05月09日
交流戦の注目は中継ぎの武田久:上野耕太郎
9日から交流戦がスタートする。昨年は12勝22敗2分けと、この期間にチームは失速した。2年連続での「惨事」は見たくないもの。まずは5割で乗り切ってほしいと思ったりする。
この交流戦で注目しているのは中継ぎの武田久だ。とにかく、昨年の終盤から現在にかけての活躍はすごいの一言に尽きる。身長は170センチと、大男ばかりのプロ野球界では極めて低い。だが、体格のハンディをもろともしない。「180度開脚投法」は「世界一」低い位置でリリースするオーバースローだと勝手に思っている。シュートの切れ味も鋭く、次々と打者を詰まらせていく。
数字を見ていても感服してしまう。今シーズン、5月8日現在で19試合に登板、25回を3失点で切り抜けている。そしていまだに今季は無四球だ。クリッとした目、昨年は坊主頭にした童顔を見た取材陣からアニメの「一休さんのようだ」と声が上がった。武田久の場合は「一久さん」だが…。
普段は地味で人当たりもいい。そして愚痴を一切、言わない。そんな武田久を江尻は「あいつ、すごい。絶対に弱音は吐かないし、黙々と仕事をしていく。そんな人間にならないといけないな」とポツリ。チームメートからも「一久禅師」は尊敬されている。そんな地道な男だからこそ、この交流戦で昨年の阪神藤川のような「全国区」になってほしい。個人的な願望ですけど。日本ハムの好調を支えているのは、この休まず働く「いっきゅうさん」の快投がある。
May 9, 2006 09:46 AM 投稿者:上野耕太郎
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/4588
