2006年09月26日
八木は斉藤和を超えられるか!?
◇三つ巴のパリーグを制するのは?
今年はパ・リーグのプレイオフ1位争いが非常に面白い。
「プレイオフでの1勝のアドバンテージを争って」という側面もあるが、それよりも何としてもシーズン1位になりたいというチーム同士の意地があるように見える。
これこそ『プロ』と呼ぶにふさわしい戦いが連日続いている。
そして、その熱戦も、いよいよ今日明日で収束しそうだ。
1試合ごとに状況が変わるので、どのチームが1位になるかを簡単に予測することはできないのだが、今回はそれを試みてみたい。
◇9月26日の予想
まず、9月26日の上位3強の組み合わせを見ておこう。
西武ライオンズ 対 千葉ロッテマリーンズ
【予告先発】松坂大輔 【予告先発】小林宏之
インボイスSEIBUドーム
北海道日本ハムファイターズ 対 福岡ソフトバンクホークス
【予告先発】八木智哉 【予告先発】斉藤和巳
札幌ドーム
注目すべきは、西武の先発投手である。
本来であれば西口投手のローテーションだったのだが、入れ替えてエース松坂大投手をこの試合に持ってきた。
これは、今日26日にでも一気にシーズン1位通過を決めてしまいたいという西武首脳陣の決意の表れとも見える。
26日に西武が勝って、2位日本ハムが負ければ、その時点で西武のプレイオフ1位が決まる。
もし、26日に西口で落とすと、日本ハムの状況によっては、27日に松坂大で絶対に勝たなければならないことになりかねない。
それを避けたようにも見える。
しかし、この入れ替えは果たしてどうだろうか?
確かに、松坂大投手は大エースにふさわしい活躍を見せているので、西武首脳陣の思惑通りに行く可能性は高いが、通常通り27日登板にした方が松坂大投手の良さがさらに出るような気もするのだ。
また筆者の個人的な希望として、2006年の最終戦で勝ったら1位通過というシチュエーションでの松坂大投手が見たかったということもある。
ただし、先日のブログでも書いたように、松坂大投手はここ一番という試合に対する強さでは、日本随一とも言える投手である。
「金村発言」に揺れる日本ハムを一気に振り落とす意味で、今日の松坂効果は大きいかもしれない。
さて、もう一試合の方は、西武の試合よりも重要と言える。
この試合で負けると、1位通過の目はほとんどなくなる両チームの争いである。
ソフトバンクは、もはや首の皮一枚という状況、日本ハムも負けてしまえば、西武が松坂大で勝つ可能性が高いだけに、一気に優勝決定されてしまう可能性が高い。
つまり、両チームにとって絶対に負けられない試合なのである。
この試合の先発がまた面白い。
ソフトバンクが今年度最高の投手と思われる「勝率王」の斉藤和投手、日本ハムが11勝を挙げて「新人王」をほぼ手中にした八木投手。
格から言うと、斉藤和投手が絶対に有利と思われるが、こうした大一番では何が起こるかわからない。
これまでのデータなどとは関係なしに、意地と意地のぶつかり合うようなピッチングを期待したい。
現役の投手の中では、斉藤和投手は松坂大投手と並んで最高の投手だが、ここ一番の試合でもこれまでとまったく同じ投球ができるかどうかで、松坂大投手以上かどうかの真価が分かるような気がする。
今年これまでの3投手のBBRと成績を紹介しよう。
BBR 防御 試合 勝利 敗戦 勝率 投球回 安打 HR 三振 四球 失点 自責点
斉藤和巳 81.5 1.66 25 18 4 .818 195 141 8 195 54 47 36
松坂大輔 81.2 1.89 24 17 4 .810 181.1 131 13 197 33 44 38
八木智哉 70.2 2.58 25 11 8 .579 163.2 131 12 103 53 54 47
※投球回の.1は1/3回、.2は2/3回を表す
やはり内容から見て、データ通りであれば、26日に勝つのは、松坂大投手と斉藤和投手ということになる。
最後の最後まで盛り上がったパ・リーグの終盤をさらに(もう1日だけ)楽しませてもらうには、BBRでも成績でも斉藤和投手に大きく負けている八木投手が、驚くようなピッチングを見せること。
それしかないような気がする。
ただし、その八木投手には、データ的な部分だけではないハンディがある。
それは「金村発言」。
先日の試合で金村投手が監督に暴言を吐いて、謹慎処分(今シーズン、プレーオフでの出場が禁止)ということになってしまったことだ。
エースが引き起こしてしまったこの不祥事が、同じ投手しかもルーキーの八木投手へ与えた衝撃は大きいものと思われる。
それでも期待をかけてみたい。
逆境が大きければ大きいほど、それを乗り越えたときにつかめるものは大きい。
松坂大投手が、非常にプレッシャーのかかる試合で勝ち続けてこられたからこそ、現在日本一に近い投手と言われるまでに成長したのである。
斉藤和投手に投げ勝って欲しいというのは、今年を最後まで盛り上げて欲しいのと同時に、将来日本を代表するような投手に成長して欲しいという、願いもこめてのことだ。
◇9月27日の予想
9月26日に1位通過が決まる可能性が高いだけに、27日の試合は盛り上がらないかもしれない。
しかし、野球は何が起こるかわからない。
26日に日本を代表する2人の大エース、松坂大投手と斉藤和投手がそろって負けてしまうことも、ないとは言い切れない。
そうなると、俄然27日の試合に注目が集まることになる。
予想先発投手は次のようになる。
西武ライオンズ 対 千葉ロッテマリーンズ
【予想先発】西口文也 【予想先発】渡辺俊介
インボイスSEIBUドーム
北海道日本ハムファイターズ 対 福岡ソフトバンクホークス
【予想先発】武田 勝 【予想先発】和田 毅
札幌ドーム
BBR 防御 試合 勝利 敗戦 勝率 投球回 安打 HR 三振 四球 失点 自責点
西口文也 64.6 3.52 25 9 9 .500 171.1 169 22 150 70 73 67
武田 勝 64.8 2.05 28 4 2 .667 79 62 5 51 18 19 18
和田 毅 71.1 2.88 23 14 5 .737 156.1 130 16 131 43 53 50
※投球回の.1は1/3回、.2は2/3回を表す
今年の実績からすると、西口投手にはかなり不安がある。
しかし、相手の渡辺投手も今年は本調子ではなく、シーズン終盤になっても調子が上がってきている様子がない(久保投手になる可能性もあるが、久保投手も同様にこのところ調子が悪い)。
ある程度点は取られるかもしれないが、チームのモチベーションが異なるため、打線の援護も期待できる。
やはり西武が有利に試合を進めると予想される。
日本ハムとソフトバンクの試合はこの日も面白そうだ。
武田勝投手は戻ってきてから勝ったり負けたりという状況だが、プレッシャーには強そうなので、27日に優勝がかかるような状況になれば思わぬ好投も期待できる。
ソフトバンクの和田投手はこのところ非常に調子がいいので、1試合も負けられない状況の中、プレッシャーに強いところを見せられるかどうかが鍵となるだろう。
単純に考えれば、和田投手の方に分がある。
◇そして結果は…
26日、27日の試合結果を予想してきたが、シンプルに考えると、26日の試合で1位通過が西武になるという可能性は非常に高いと思われる。
それほど、松坂大、斉藤和という両投手が素晴らしい投手であるということだ。
この予想をひっくり返すのはたやすいことではないだろう。
その予想をひっくり返す大仕事が、日本ハムのルーキー八木投手の手にかかっている。
新人王が日本中を驚かすような活躍ができるかどうか、固唾を呑んで見守りたい。
September 26, 2006 01:26 PM
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コメント
日本ハムのルーキー八木投手がやってくれましたね。
これで明日もきっと勝てるでしょう。
投稿者 苦節26年のFightersファン : 2006年09月26日 22:04
松坂も斉藤も負けました。
投稿者 カープファン : 2006年09月26日 22:18
26日の結果は、我が【北海道日本ハムファイターズ】の勝利、ゆえに新人【八木】投手の勝利!でしたね。
現在のファイターズの底力は、データに見られるようなものでは無い。
その辺が真剣勝負の面白いところですね。
シーズン1位通過チームの行方は、結局最終戦までもつれ込んだことになりましたが、やはりモチベーションが一番高いのは【北海道日本ハムファイターズ】ではないでしょうか?
27日は【武田勝】と【渡辺俊介】両投手の好投を期待します!
投稿者 みなつ : 2006年09月27日 01:42
コメントは、誰もが思うとおりの内容だと思います。きっと、沢山の野球解説者の皆さんも、同じこと言っていると思います。
でも、結果は逆でしたね。
なかなか、データどおりにいかないのも、面白いですね。気持ちとしては、日本ハムに1位になってほしいです。他の2球団は来年でも1位になれる実力があるだろうし、新庄最後の年に、シーズン優勝して終わる。(プレーオフは分からんけど)絵になりますよね。
投稿者 今度こそ中日日本一 : 2006年09月27日 20:26
新庄のラストは優勝が似合う!
日本プロ野球界、最高の選手だと思います。
今、プロ野球を盛り上げているのは彼だけでしょう。
ピッチャーがどうのこうのではありません、
日本ハムには新庄がいます!
野球の神様に愛された男です。
投稿者 プリマドンナ : 2006年09月27日 20:27
予想がハズレてプギャーwwwwwwwwwww
投稿者 pgr : 2006年09月29日 04:37
新庄選手の生き様は、まさに個性溌剌、組織にしばられない自由闊達。目を見張るものがあります.アメリカへ渡ったときも、一部の
評論家たちは、彼が活躍できるはずがないと言っていましたね。
しかし、彼の守備、肩の強さは、大リーグ級であることを証明し、だから通用したのです。彼の高い能力は、初めからわかっていた事ですが、日本では守備力への評価が低すぎたのです。
いま、溌剌と日本プロ野球の発展に寄与している彼の姿は、MVPに匹敵するものです。
少なくとも、彼の引退にさいしては、貢献度を高く評価するなにかが会っていいと思います。
投稿者 urata ryoichi : 2006年09月29日 15:13
短期決戦の予想は難しい!!
でも、流れをつかむのは、投手力かと思うので、
ソフトバンクが意外と行くかも?
話題のルーキー八木は、力みすぎて、いかれるかもしれない。
中日対ソフトバンクかな??
投稿者 日本プロ野球予想屋 : 2006年10月04日 21:39
