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2006年07月27日

プロ野球 後半戦展望!

◇前半戦総括、そして後半戦展望
オールスターも終了し、後半戦が始まりまった。
厳密に言うとオールスター前に半分以上のゲームが消化されているのだが、首位争いがこれから激しくなることを考えると、これからが後半戦という認識で構わないと思う。
今回は、前半戦の総括と、後半戦に向けての展望を書いてみたい。

◇セ・リーグの前半戦
まずは、セ・リーグの前半戦を総括してみよう。
開幕ダッシュに成功した巨人が、その後交流戦で調子を崩すとずるずると順位を落としたのが印象が強い。
他のチーム、特に2強となった中日、阪神のペースは、地道に勝ちを拾う形で、巨人が落ちるのに合わせて今の順位を確保したと言える。
まずは、各球団のスタッツを見ておこう。

       試合  勝利  敗戦  引分  勝率  勝差  得点  失点  HR  打率  防御率  BBR
1位 中日  81   47   30   4    .610   -    335   262   67   .259   2.91   59.0
2位 阪神  86   49   35   2    .583   1.5  337   281   80   .262   2.92   60.1
3位 東京  84   42   42   0    .500   7    411   367   90   .274   3.99   59.6
4位 広島  86   37   45   4    .451   4    315   359   70   .260   3.62   57.4
5位 巨人  89   38   49   2    .437   1.5  356   377   87   .249   3.77   56.9
6位 横浜  84   34   47   3    .420   1    341   386   80   .262   4.30   59.2

※7月19日(オールスター前)までの成績
※東京は東京ヤクルト
※BBRは1軍出場全選手の平均

打率トップは東京ヤクルト。
防御率トップは中日である。
これはイメージ通りである。
バッティングは水物と言われるが、打率が5位でも、投手力で一歩リードする中日がトップに立っている。
阪神は、打率が2位、防御率も2位で、総合力で現在の2位という順位を手にしているのがよくわかる。
東京ヤクルトは、打率、HR、得点すべてがトップでも、リーグ5位の防御率が災いして、2強に迫ることができていない。
広島は打率4位、防御率3位とバランスはいいのだが、やはりその程度だと上位には食い込むことはできない。
巨人は、あれだけの好調さがどこかへ行ってしまい、打率が最下位、防御率は4位と低迷が続く。
最下位横浜だが、打率は2位タイ。しかし防御率が唯一の4点台では上昇できない。
5点取らないと勝てないのではつらい。

BBRのチーム平均を見ると、順位とは少し違う面が見えてくる。

チームBBR
1位 阪神 60.1
2位 東京 59.6
3位 横浜 59.2
4位 中日 59.0
5位 広島 57.4
6位 巨人 56.9

チーム平均なので、純粋にパワーバランスを表すものではない。
どうしても野手の方が出場機会が多いので、打力が強かったチームが平均としては上に行きやすいのだ。
それでも、はっきりとした事実が見えてくる。

巨人ファンの方には申し訳ないが、巨人は状況的にかなりひどい状況にあるということだ。チーム平均で1ポイント差がつくということは、それを延べ試合数で考えると、非常に大きな差になる。
首位の阪神から3ポイント近く離されている状況を見ると、李選手の活躍などもあるのだが、チーム力としては他のチームにだいぶ落ちることがはっきりとわかってしまう。

もう一つはっきりしているのは、阪神がかなりよい状態であるということである。
去年ほどの勢いがないとは言われているが、投打のバランスがよいため、BBRチーム平均が唯一60点台になっている。


◇セ・リーグの後半展望
前半を見た上で、後半戦を占ってみよう。

ゲーム差から考えて、2強の争いになっていくことはまず間違いない。
では、そのどちらが有利なのか?

中日は、投手力は抜群なのだが、打線がさほど強くない。
相手エラーに乗じて得点するなど、非常にうまいゲーム運びを見せて勝ってきたが、それもリーグ随一の投手力に支えられてのことである。
これから暑い時期を迎えるため、投手はどうしても疲れが出てくる。
現在最高のBBRを挙げている中日の川上投手も、去年のパターンを考えると夏以降は徐々に調子が落ちる可能性がある。
ここまで投手陣が頑張ってくれたのだから、これからは打撃陣が頑張らないと2強の争いが厳しくなってくる。

そうなると、総合的に強い阪神に分がありそうだ。
投打ともにリーグ2位、チームBBRがリーグ1位と、去年ほどのペースではないと言いながら、内容が伴ったチームであることがよくわかる。今の時点でも打線が全開とは言えないと思うので、もし昨年並みの打線に戻れば、優勝候補のNO1は阪神ということになるのではないだろうか?
中日に比べると弱いと言われる投手陣だが、BBRのセ・リーグ先発投手ベスト10には、井川、下柳、安藤と3人が入って、3本柱を形成している。3人がベスト10に入っているという意味では、中日と同じである(川上、朝倉、山本昌)。
安定した投手が3人いるということは心強い。

その他のチームには、残念ながら逆転のチャンスがなさそうだ。
3位の東京ヤクルトは、投手力が弱すぎる。打線頼りでは、なかなか2強のスキはつけないだろう。

2強にとって怖い存在は、現在4位の広島かもしれない。投手力がある程度安定してきたので、広島投手陣がいいピッチングを見せると、2強といえども簡単には勝てない。特に、打線が今一つの中日にとっては、唯一負け越している相手が広島である。広島戦が鍵になるだろう。

巨人は、残念ながら来年を見据えての後半戦になるだろう。
怪我人が続出したが、控えの層の薄さが気になった。BBRが極端に低いのも、主力が離脱した後に出てきた選手の活躍度が非常に低かったためである。怪我は予測できないと思うが、怪我人が出てもある程度レベルがキープできる戦力を作らないと、現在のプロ野球ではどうにもならない。

横浜は、三浦-加藤-クルーンという勝ちパターンを、他にも見出すことができるかどうかが鍵になるだろう。
しかし、投手力の整備には時間がかかるので、やはり来年のための後半戦ということになろう。

◇パ・リーグの前半戦
パ・リーグに話題を移そう。
週代わりのような感じで、調子のいいチームが入れ替わった序盤。
くるくると首位が入れ替わる混戦状態が続いた。
まずは、各球団のスタッツを見ておこう。

           試合  勝利  敗戦  引分  勝率  勝差  得点  失点  HR  打率  防御率  BBR
1位 西武       89   52   35   2    .598   -    415   368   81   .268   3.59   60.6
2位 ソフトバンク 90   50   38   2    .568   2.5  383   322   58   .268   3.24   59.1
3位 日本ハム    89   49   40   0    .551   1.5  341   306   80   .259   3.17   59.3
4位 ロッテ     87   46   41   0    .529   2    340   360   74   .261   3.71   57.8
5位 オリックス   90   37   52   1    .416   10   333   387   75   .254   3.90   56.8
6位 楽天       87   30   57   0    .345   6    295   427   39   .257   4.51   56.2

※7月19日(オールスター前)までの成績
※BBRは1軍出場全選手の平均


前半戦の終盤で頭一つ抜けた西武は、打率1位タイ、防御率3位となっている。
投手力が今ひとつの印象だが、実は松坂大と涌井が安定しているため、防御率が悪くても勝てるチームになっている。
2位のソフトバンクは、打率1位タイ、防御率2位と首位西武以上の内容だ。この2チームの争いはまだまだ続くだろう。
3位の日本ハムは、前半の終盤の連勝で一気に3位に上がったが、その原動力はリーグトップの防御率を誇る投手陣。特に中継ぎがいい。
4位のロッテは、一時よい時期もあったが、なかなか調子が上がりきらない。打率4位、防御率3位とバランスはいいが、勢いが感じられない。
5位のオリックスは、打率最下位、防御率5位と厳しい状況だ。一時はトップ争いにも顔を見せたが、その後ずるずると落ちてしまった。
最下位楽天は、残念ながら今年も指定席。打率5位、防御率最下位と、スタッツの上でもいいところがない。

チームBBRについても順位を見ておこう。

1位 西武 60.6
2位 日本ハム 59.3
3位 ソフトバンク 59.1
4位 ロッテ 57.8
5位 オリックス 56.8
6位 楽天 56.2

この数値で気がつくのは、やはり西武の好調さであろう。パ・リーグでは唯一の60点台だ。
特に、カブレラ選手、中島選手、和田選手がパ・リーグ野手のBBRベスト10に入る活躍を見せているなど、つながりがある打線になっている強みがある。

日本ハムも健闘している。
チームBBRでは打線がいいチームが上に行きやすいのだが、打率は4位でも日本ハムがBBR上位に入っているのは、いいところで点が取れている証拠である。
また、登板機会の多い中継ぎ投手のBBRがよいことも、チームBBRを上げる原動力なのである。

ソフトバンクもさすがである。
城島の移籍という大きなハンディを乗り越えてこの位置につけている。
チーム力という意味では、西武、日本ハム、ソフトバンクまでが互角ではないだろうか?


◇パ・リーグの後半展望
では、パ・リーグも後半の予測をしてみよう。

チーム力では互角と思われる上位3チームは、それぞれ強みがあって、大崩れしないだろう。

西武は、やはりエース松坂大の存在が大きい。
例年、後半ややバテるが、今年は最後まで首位争いをしていれば、精神的にもいい効果が出て最後まで活躍が続きそうだ。

ソフトバンクは、松中を中心に打力は健在なだけに、あとは微妙に活躍しきれていない投手陣がどうなるかによる。特に、新垣と昨年最高のBBRを獲得した杉内の復活がキーになるだろう。
王監督の一件がプラスに働くような雰囲気も見えているので、今年もプレイオフは間違いなさそうだ。

日本ハムも、チーム力では上位2チームに劣らないと思われる。新庄が引退パワーでチームを引っ張れば、プレイオフに残ることも十分可能である。
ただし、問題となるのはロッテだ。

ロッテは今ひとつのチーム状況だが、名将バレンタインが率いていることから、日本ハムも安心はできない。オンオフを知っている監督だけに、今は調子が悪くても、シーズン終盤にかけて(プレイオフを見据えて)調子を上げるようなことができるチームである。やはり、今年もロッテからは最後まで目が離せないだろう。

オリックスは主軸の故障が痛い。北川も離脱ということで、後半戦の戦いは厳しい状況となるだろう。残念ながら今年はプレイオフ争いには絡めないと思われる。

楽天は、去年よりはチームの状況はよくなっている。もちろん、プレイオフへの出場は無理だろうが、上位チームも油断して戦える相手ではなくなっているので、楽天に勝てるかどうかが、上位の順位を変えることになるかもしれない。その意味で鍵を握る球団になりそうだ。

July 27, 2006 08:12 PM

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コメント

攻撃面では1、2番がいいチーム、防御面ではやっぱりセンターラインの守備がしっかりしてるチームは投手力も自然についてくると思います。

ここでここ数年それがなかった広島だが、ここに来て解消を超えて武器になりつつある布陣を築き始めています。
ショート梵、松本高、セカンド東出の俊足2遊間に、1、2番としてもすこぶる調子がいい。
単独スチールは少ないが、エンドランがかなり多く、また前田緒方嶋の鉄板といわれた外野陣も若手が非常に状態がよく嶋以外も世代交代が進みつつあります。廣瀬、森笠、井生、末永など楽しみな選手たちが出てきました。
また投手陣の使い方も無理がないので、例年のような夏場の疲れも今年は見られないです。

かなり後半戦及び今年のドラフトなどの補強次第では来年に向けて上位に食い込んでくるのではないかと思います。

投稿者 フィエスタ : 2006年07月29日 22:28

思いっきり予想が外れて、中日が独走しそうですね^^;

投稿者 (;^ω^) : 2006年08月01日 18:08

今年は中日で決まりかな><

投稿者 虎ボーイ : 2006年08月08日 17:22

セリ-グには興味なし。ハムとロッテの3位争いに注目している。ハムもロッテも連勝もするが連敗も多いので、予想がつかない。但しプレ-オフになったらロッテが終わりに調子を上げそうな紀がするので、西武・ソフトバンク共にロッテを警戒するようになると思う。そのため日ハムがリ-グ線では有利と思う。以上ど素人の予想。

投稿者 三村宏一郎 : 2006年08月09日 18:11

 『BBR』は何となく(算出法が複雑そうで、私には理解しにくいので)よくできた数値だと
思います。実際、今季よく活躍した選手がBBR数値が良いようです。

 今頃書くのは卑怯だと思いますが、今季の阪神打線の勝負弱さは致命的のように思っていま
した。あまりにも得点圏で打てなさすぎていました。それも、交流戦途中の6月からずっと…
7月いっぱいまでは。ペナントを争う大事な6、7月の中盤戦での打線の不甲斐なさは、強力
と言われる投手陣に相当な負担をかけた戦いぶりでした。まるで9月のようなJFKフル回転
の継投で勝ちを拾ってきました。つまり、7月で「いっぱい、いっぱい」の戦いに見えました。

 片や、首位を独走する中日は投手陣の使い方にムリがなかったように見えました。ほぼ1イニング
限定の守護神・岩瀬。阪神が久保田を幾度となく3イニング投げさせたのとは対照的です。ま
た、岡本・高橋聡が不調なら鈴木を使うなど、勝ち試合の継投に参加できる投手を起用してい
ました。阪神も模索はしていました。ただ、中継ぎに配置転換した江草、安藤、能見らが揃って
背信投球を繰り返したのは大きな誤算でもあったように思います。つまり、JFKに続く投手が
育ってこなかったのです。今季はJの遅れから始まり、KやFが大事なところで故障したのが
一番大きな誤算でしたが…。それも去年から続く酷使、勤続疲労が起因だと思うのです。

 こういった連戦の疲労度はBBRに加味されているのでしょうか?また、シーズン中盤で大きく
「ケチがついた」打線が終盤に来て本来のチカラを発揮する予測はどこからきたのでしょうか?
「中日の打線がさほど強くない」というのも、ここへ来て根拠がないように思えます…ちょっと
結果でモノを言い過ぎではありますが。少し違和感を感じていましたので。

 乱暴な文になりました。不快に思われたならば、削除してください。

投稿者 ナックル : 2006年08月29日 00:14

やはり西武は強い!!

投稿者 ggugugugu : 2006年09月16日 20:08

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