2006年05月01日
日ハムのリリーフエース!武田久
◇パ・リーグプレーヤー1ヶ月の総括・投手編
前回は、開幕1ヶ月を経過したパ・リーグの野手についてBBRトップ5を紹介いたしました。
今回は、それに引き続いて投手編をお届けいたします。
混戦でデッドヒートが続くパ・リーグ。
その行く末は、開幕から好調を続ける投手達の今後の出来栄えにかかっています。
◇先発投手部門
【先発投手平均BBRトップ5】
BBR 防御 試合 勝利 敗戦 回数 安打 被本 三振 四死 失点 自責
新垣 87.9 1.90 5 5 0 42.2 27 2 43 5 10 9
清水直 82.4 1.66 5 3 2 38.0 32 1 26 6 7 7
斉藤 77.0 1.61 6 3 1 44.2 27 0 36 19 11 8
松坂大 74.1 2.04 5 3 1 35.1 31 2 37 7 9 8
涌井 72.5 2.66 6 4 2 44.0 37 4 31 13 13 13
※4月30日現在。
※回数の0.1は1/3回、0.2は2/3回を意味します。
◇堂々の1位はソフトバンク新垣
新垣投手は5戦5勝と絶好調!
三振も多く、リーグトップの43三振。
投球回が42.2ですから、1イニングに1つ以上の三振を奪っている勘定です。
ちなみに5勝のBBRは次のようになります。
新垣 渚(ソフトバンクホークス)
BBR 回数 安打 本塁打 三振 四死球 失点 自責点
3/28 ○ 96.0 9 4 1 9 2 1 1
4/04 ○ 90.8 9 7 0 10 1 2 1
4/12 ○ 90.3 8 4 0 6 0 1 1
4/18 ○ 75.2 7.2 6 1 6 1 3 3
4/25 ○ 87.0 9 6 0 12 1 3 3
このところ2試合で3失点ずつと、少し点を取られるようになってきたことが気になりますが、完投能力が高い新垣投手ですから、なかなか無失点という訳には行かないのも事実です。
何よりも「勝てる」投手であることが素晴らしいと思います。
昨年は杉内投手が一昨年の不調からカムバックして、素晴らしい1年を送りました。
その2005年にはあまり調子がよくなかった新垣投手が今年は素晴らしい活躍を見せてくれそうです。
ソフトバンクは、このように「年変わりで大エースが出てくる」という面白い傾向が続いています。
同じ球団に、同年代の素晴らしい投手が揃っているので、ライバル心を抱きながらお互いに切磋琢磨しているように思えます。
2位には、ロッテから清水直投手が食い込みました。
5戦3勝2敗と、勝率という面では本人は不満かもしれませんが、負けた2試合でもBBRは86.3、70.4と素晴らしい数値が出ています。
特に、4/4のオリックス戦では、1失点完投するも味方の援護がなく1-0で負けた試合でBBRが86.3。
昨年のロッテは、渡辺俊投手や久保投手が同時期のBBRトップ5に名を連ねていましたが、現状で良い投球内容を安定的に続けているのは清水直投手のみです。
パ・リーグ上位4チーム中で、チーム打率はトップの0.264でありながら、チーム防御率が最下位(3.80)というのが、それを如実に現しています。
3位は、ソフトバンクの斉藤投手。
先ほどソフトバンクは、「年変わりで大エースが出てくる」という書きましたが、毎年BBRの上位に必ず入ってくる斉藤投手こそが、実はソフトバンクの“真のエース”と言えるのかもしれません。
今年も非常に安定した投球を続けていて、チームの勝利に貢献しています。
また、被安打数が少なく、被本塁打が今のところ0ということでも分かるように、相手のバッターにしてみれば、「打ちにくい」投手です。
今後も、監督にしてみれば勝ちを計算できる投手ということになるでしょう。
4位には、BBR上位の常連である西武の松坂大投手が入りました。
昨年は、黒星が先行していても内容がよく、平均BBRの上位にずっと食い込んでいましたが、今年は白星先行。
4/28のオリックス戦こそ打たれてしまいましたが、右ひじの張りさえ治れば、当たり前のように高いBBRを出せる選手です。
5位には、10代投手として脚光を浴びている西武の涌井投手が入っています。
4/23の試合では、捕手・炭谷との10代バッテリーで完封勝ちの快挙。
その試合のBBRは98.9と素晴らしいものでした。
ただし、6試合に投げてBBR30点、40点台が1回ずつあることで分かるように、まだ安定した投手とは言えません。
4/30の試合で敗れたため、BBR平均が落ちて5位ということになりましたが、それでも今年の涌井投手からは目が離せそうにありません。
◇救援投手部門
【救援投手平均BBRトップ5】
BBR 防御 試合 勝 敗 S 回数 安打 被本 三振 四死 失点 責
武田久(日) 77.0 0.45 15 1 0 2 20.0 11 0 17 0 1 1
馬原(ソ) 76.8 1.23 12 0 2 8 14.2 9 0 18 2 4 2
小野寺(西) 75.3 2.92 13 0 0 8 12.1 9 1 15 5 4 4
小林雅(ロ) 74.1 1.64 11 1 0 9 11.0 9 0 12 3 2 2
MICHEL(日) 72.8 1.46 12 0 0 7 12.1 7 1 13 5 2 2
※4月30日現在。
◇注目の1位はクローザーではなく、中継ぎの武田久!
武田久投手は、ここまでに15試合投げて、防御率0.45と素晴らしい内容です。
2005年には23試合にしか登板していませんでしたので、今年はまさに大ブレイク!
驚異的なのは与えた四死球が未だに0だということです。
リリーフ投手にはいろいろな理想像があると思いますが、四死球を出さないというのはその一つでしょう。
安打数も投球回数に比べると少なく、自責点1という結果もうなづけます。
救援投手というと、どうしても抑え投手が脚光を浴びる傾向がありますが、今年は是非、武田久投手に注目してみてください。
もしかすると、昨年の阪神の藤川投手のような、素晴らしい活躍をするかもしれません。
2位はソフトバンクの守護神、馬原投手。
防御率も、抑え投手の中では最もよい1.23です。
三振が取れる抑え投手という意味でも今年も活躍は間違いないところでしょう。
一時の低迷から抜けてきたソフトバンクの頼りになるクローザーです。
3位は西武の抑え、小野寺投手。
防御率こそ2.92と、抑え投手としてはよくありません。
ただし、これは4/12と4/19の試合で、それぞれ2点ずつ取られたためで、セーブを上げた試合では0点に抑えています。
接戦が続くパ・リーグですから、今後ますます小野寺投手に重い責任がかかる試合が増すでしょう。
4位は言わずと知れたロッテの小林雅投手。
現在のセーブ王です。
セーブ王のわりには平均BBR4位というのが不思議かもしれませんが、小林雅投手の場合、セーブを挙げても得点を取られているケースが多いのも事実です。
例えば、3/30の試合では、セーブはつきましたが1失点で40.8。4/28も同様に40.3となっています。
そのため、セーブ数は1位ながらも安定度に若干「不安がある」という意味で、平均BBRは4位にとどまっています。
5位は、日本ハムのクローザー、マイケル中村投手です。
救援投手の5位までに、日本ハムの投手が2人入っていることになりますね。
これが、日本ハムの今年の戦い方の特徴かもしれません。
チーム防御率はパ・リーグトップの3.01!
15試合登板という登板数リーグ同率2位の武田久投手と建山投手が試合をつなぎ
防御率1.46と絶好調のマイケル中村投手が試合を閉めるという展開は昨年の阪神を彷彿とさせます。。
混戦のパ・リーグ。
どこが優勝してもおかしくないという状況で、救援陣が好調な日本ハムは非常におもしろい存在と言えるでしょう。
5/2からは首位西武との3連戦!
JFKに続く新たな勝利の方程式で、日本ハムがパリーグの覇者となれるか?
注目です!
May 1, 2006 07:45 PM
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コメント
今年の【北海道日本ハムファイターズ】の投手陣には、かなり注目しています。
【武田久】投手に【MICHEAL】投手、ここに巨人からトレードされてきた【岡島】投手が加わって、まさに頼れるブルペン陣。
さらに新人【武田勝】投手や、昨年調子の良かった【立石】投手なんかも加われば、頼もしいですね。
問題は、先発陣と現在の打線。
打線の援護に泣かされている【江尻】投手に【八木】投手。
調子の上がってこない【ダルビッシュ】投手に【鎌倉】投手。
現在故障者リスト入りの【金村】投手も、開幕こそ良かったんですが、その後は・・・。
そこらへんの歯車が噛み合えば、今年の【北海道日本ハムファイターズ】は、今後面白い存在になるでしょう!
投稿者 みなつ : 2006年05月02日 17:30
