2006年05月13日
交流戦最初のヒーロー!ラロッカ
◇マン・オブ・ザ・カード
いよいよ交流戦が始まりました。2年目のシーズンということになります。
去年は、熱い試合が数多く、幸先よいスタートを切った交流戦。
今年も既に去年以上の熱い試合がファンを魅了しています。
野球の場合、1試合が終わるとその日一番活躍した選手にヒーローインタビューを行います。
その試合のMVPのようなものですね。
BBRでは、MVPを“最もレイティングの高いプレイヤー”という意味で、TRP(トップ・レート・プレーヤー)という呼んでいます。
11日までに交流戦第一節が終わりましたが、その第一節の3試合で最も活躍した選手が誰なのかを見てみましょう。
サッカーの世界では1試合のMVPをマン・オブ・ザ・マッチと言いますが、”マン・オブ・ザ・カード”とでも呼んだらよいのでしょうか?
◇先発投手のマン・オブ・ザ・カード
”3試合で最も活躍した”という言い方をしましたが、先発投手の場合、3試合で登板するのは1試合だけですので、その3連戦で最も良いピッチングを見せた投手を指すこととします。
【先発投手BBRトップ5】
BBR 防御 試合 勝利 敗戦 回数 安打 被本 三振 四死 失点 責
新垣(ソ) 100.0 0.00 1 1 0 9.0 4 0 12 0 0 0
川上(中) 88.0 2.00 1 0 0 9.0 3 1 8 0 2 2
三浦(横) 83.8 2.25 1 1 0 8.0 8 1 10 1 2 2
下柳(神) 81.6 0.00 1 1 0 5.0 4 0 2 4 0 0
平野(オ) 80.7 2.00 1 0 1 9.0 7 1 7 1 2 2
※5月11日現在。
※回数の0.1は1/3回、0.2は2/3回を意味します。
興味深い結果となりました。
4安打無四球完封の新垣投手は満点評価ですから、トップは当然なのですが、トップ5の中に勝ち負けがつかなかった川上投手と、負け投手になってしまった平野投手が入っています。
1位の新垣投手は奪三振12の素晴らしい内容でした。
先発投手の場合、4安打無四球完封でも100点に到達しないケースもあります。
しかし、新垣投手の場合は奪三振12が効いています。
これだけの三振を奪っての完封。
終盤には多少点差が開いたものの、5回まで接戦だったことも100点に結びついた要因となっています。
2位の川上投手は9回を投げ抜き2失点。
延長に入って降板した後、チームがサヨナラで敗れてしまいました。
しかし、9回を3安打に抑えた内容は素晴らしいの一言に尽きます。
もし、勝ち投手になれなくても、延長でチームが勝っていれば当然90点以上になりました。
3位の三浦投手は、プロ119人目の100勝を記録してランクイン。
8回8安打2失点と、決して安定した内容ではありませんでしたが奪三振が10。
まさに気迫あふれるピッチングを見せてくれました。
4位がベテラン下柳投手。
いつものように、5回でお役御免となりましたが、4安打無失点でしっかり勝ち投手の権利を手にしての降板でした。
5位は下柳投手とは対照的な年齢の平野投手。
9回を1人で投げぬき、7安打2失点は見事な内容です。
しかし、打線の援護がなくチームは零封。平野投手は敗戦投手ということになりました。
敗戦投手ではあっても、BBRからもわかるように平野投手の内容の良さが覆るものではありません。
◇救援投手のマン・オブ・ザ・カード
救援投手の場合は、3連戦では3日とも投げる選手もいれば、1日だけの選手もいます。1日だけでも活躍すれば、3連戦に貢献と言えるのですが、交流戦最初の3連戦では、2試合以上投げた救援投手が非常に多かったので、トップ5は2試合以上投げた投手の中から選出しています。
【救援投手BBRトップ5】
BBR 防御 試合 勝利 敗戦 回数 安打 被本 三振 四死 失点 責
藤川(神) 89.1 0.00 2 0 0 2.0 0 0 5 0 0 0
岡本(中) 85.1 0.00 2 1 0 2.0 0 0 4 0 0 0
建山(日) 83.7 0.00 3 1 0 3.1 2 0 0 1 0 0
平井(中) 83.2 0.00 2 1 0 3.0 1 0 2 0 0 0
永川(広) 82.5 0.00 2 0 0 1.6 1 0 0 0 0 0
※5月11日現在。
※回数の0.1は1/3回、0.2は2/3回を意味します。
トップ5に入った投手はすべて防御率が0.00。
記録を見ても、素晴らしい内容と言えます。
1位は藤川投手。
今年も大活躍です。
この短いスパンでの成績でもBBR1位になるのですから素晴らしいの一言です。
内容も打者6人に対して無安打5三振。完璧です。
藤川投手が登板してきたら相手のチームは「そのイニングは諦める」というほどの投手になっています。
2位は岡本投手。
中日は3連戦で1勝2敗と負け越してしまいましたが、負けた試合で投げたのにもかかわらず、高いBBRを獲得したのは、やはり内容の良さによるものです。この3連戦だけ見ると、藤川投手に劣らない活躍です。
3位は建山投手。
トップ5の中では唯一3試合とも登板。
3連投して平均が83.7は、いかに大車輪の活躍だったかがわかります。
日本ハムというと先日も取り上げた武田久投手が今年は好調ですが、建山投手もこの調子で投げていけば、首位に立った日本ハムとしては、非常に重要な戦力になります。
4位は平井投手。
中日からは2人がトップ5人に入りました。僅差の試合を落としてしまったため、チームとしては1勝でしたが、この2人の中継ぎは素晴らしい活躍をしていたということになります。
その分、抑えの岩瀬投手の不調がクローズアップされることとなってしまいました。
5位は永川投手。
広島もここに来て調子が上がってきました。さすがに鯉の季節です。その中にあって、永川投手は交流戦前から好調を持続しています。広島がこのままのペースで勝ち続けられるかは、永川投手にもかかっていると言えるでしょう。
◇野手のマン・オブ・ザ・カード
野手の場合は、やはり3連戦全てに出場した選手から選ぶべきでしょう。3連戦で最も活躍した選手を、あなたならどう予想しますか?
【野手BBRトップ5】
BBR 打率 試合 打数 得点 安打 HR 打点 三振 四死 犠打 盗塁
ラロッカ(ヤ) 95.5 .538 3 13 7 7 5 11 3 1 0 0
ラミレス(ヤ) 89.9 .462 3 13 6 6 2 5 3 1 0 0
青木(ヤ) 89.4 .357 3 14 4 5 2 7 2 1 0 2
村田(横) 87.7 .455 3 11 2 5 2 6 2 1 1 0
岩村(ヤ) 87.3 .429 3 14 5 6 2 6 2 0 0 0
※5月11日現在。
当然と言えば当然なのですが、3連勝しかも大量得点を挙げたヤクルトの野手が上位を独占する形になりました。
1位はラロッカ選手。
なんと、9日、10日と連続の100点でした。
3戦目も86.6と高い評価になり、3試合平均では驚異的な95.5というBBRです。
打率.538、5HR。これは脱帽するしかありません。
2位はラミレス選手。
ラロッカ選手には及ばないものの、打率.462、2HRは立派な内容です。
3試合目では、99.0点というほぼ満点に近いBBRを叩きだしました。
3位は青木選手。
打率こそ.357とそれほど驚くような記録ではありませんが、2HR、2盗塁と打ってよし投げてよしの活躍を見せました。元来HRバッターではないのでこのような記録が出る方が珍しいと思いますが、好調であるという証と捉えることができます。
一気にスターダムにのし上がった昨年も、頭角を現したのはこの交流戦からでした。
4位はトップ5では唯一横浜から村田選手が入りました。
年間BBRでもトップ争いに加わっている村田選手。この3連戦でも打率.455、2HRと好調なすべり出しです。チームの状態はまだまだ完全とは言えませんが、村田選手は孤軍奮闘の活躍を続けています。
5位はヤクルトから4人目の岩村選手。
打率.429と青木選手以上の数字を挙げました。HRも2本。
このように見てくると、ヤクルト打線は上位陣が3連戦で、万遍なく打っていたことがよくわかります。
◇まさにターニングポイント!
以前から交流戦はターニングポイントと書いてきましたが、「ヤクルト打線の爆発」、「日本ハムの単独首位」など、早くもターニングポイントの様相を如実に表しています!
わずか2ヶ月弱の交流戦ですが、この交流戦を制したチームがペナントを勝ち取る確率が高いことは昨年で既に実証済み。
今年はどのチームが交流戦を制するか?
注目です!
May 13, 2006 11:47 AM
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