2007年06月25日

やっぱり大物、堂上直18歳の1人焼き肉:益田一弘

 中日の高校生ドラフト1巡目堂上直倫内野手(18=愛工大名電)は、やっぱり大物だって! 2軍の取材をしたある日、そう痛感させられた。別に野球に関することではない。休日の過ごし方を聞いた時、18歳の答えに衝撃を受けた。「僕、焼き肉を1人で食べにいくことがありますよ」。

 ファーストフードでも、ラーメン店でも、定食屋でもない。堂々の「1人焼き肉」だ。しかも実家の近くで幼いころから家族と通っているようなお店でもない。「(名古屋の繁華街の)栄あたりとかに行きますね」とサラリと言うのだ。

 昨年夏に「結婚できない男」というテレビドラマが放送された。劇中、阿部寛扮する40歳の独身建築家がたびたび「1人焼き肉」をするシーンがあった。家族連れやカップルでにぎわう店内。4人がけの大きなテーブルに1人、静かに座って焼き肉をたしなむ。18歳のゴールデンルーキーはそれを実行しているのだ。

 堂上直は「結構1人で行動するのは好きですよ」という。お気に入りの映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」も単独鑑賞。5月下旬の遠征では、これも単独で食べたかった博多ラーメンを替え玉も含めて4杯もぺロリ。だが「1人焼き肉」とは訳が違う。堂上直は「焼き肉は好きです。プロに入ったら、自分で食べてみたいなと思っていました。おすしは値段が高いのでまだ無理です」と無邪気に笑って口にした。

 「1人焼き肉」のハードルを楽々とクリアする18歳には、末恐ろしさを感じる。現在、2軍戦では出場時には「4番三塁」に固定されて打率2割2分5厘。だが首脳陣からは「プロは長いから1回1回悩むな」と忠告されているという。「反省はしますが、悔やみすぎないようにしています。納得のスイングが大事なので」。少々のことでは動じない18歳が1人、すし屋ののれんをくぐる日もそう遠くないかもしれない。【益田一弘】

June 25, 2007 08:12 PM 投稿者:益田一弘