2006年04月04日

岩瀬、爆睡で復活セーブ:伊藤馨一

 セ・リーグが開幕した3月31日。名古屋市内の自宅に帰った岩瀬は強烈な睡魔に襲われていた。そして…気がついたら朝だったという。睡眠時間は12時間以上。「目覚めは本当にさわやかでしたよ」。そう言って笑顔を見せた。開幕戦でまさかの救援失敗。昨年46セーブのプロ野球新記録を樹立した守護神にとっては最悪のスタート。それでもすぐ床に就いたという。

 失敗は誰にでもある。問題はどうやって切り替え、次に向かうか。岩瀬が出した結論はリセットだった。「早くその日を終わりたいんですよ。いいイメージで次の日を迎えたい。それだったら寝てしまえばいいんじゃないかって思ったんです。最近では、失敗した日はすぐに眠くなるようになっちゃっていますねえ」といたずらっぽく笑った。

 もちろん、最初からできていたわけではない。「最初の頃はいつも(失敗を)引きずっていましたね」と話す。ルーキーだった99年の開幕戦では逆転された挙げ句、1死も取れずに降板した。その時には眠れない夜を過ごしたという。だが、次の日はやってきた。もちろん反省は必要だが、それ以上に考え込むことはマイナスにしかならなかった。

 開幕戦では失敗したが、岩瀬は2、3戦目で連続セーブを挙げた。そんな切り替えの達人の失敗した時の心得は…。「クヨクヨしていても始まらないんです。終わったことは戻ってこないんですから。先にあるもので、それ以上にやればいいんです」。簡単そうでなかなかできないことだが、そこにピンチ(=失敗)に強い岩瀬の秘密がある。

April 4, 2006 12:41 PM 投稿者:伊藤馨一