2007年03月12日

裏金根絶には希望枠撤廃しかない

 またも発覚した裏金問題。球界は本当に「懲りない集団」ですね。

 2004年。球界は裏金問題で揺れました。

 8月。当時明大、その後楽天に入団した一場投手に巨人が、10月には阪神、横浜も栄養費として裏金を渡していたことが発覚。

 3球団のオーナーが責任をとって辞任しました。

 2005年。6月。球界は12球団が結束して、倫理行動宣言を採択。裏金追放を宣言しました。

 西武はこの倫理行動宣言後にも、アマ2選手に裏金を支払い続けたのです。

 今後は第3者による徹底した調査。コミッショナーからの重い処分が下されますが、それで一件落着とはいかないでしょう。

 折しも、昨年で期限切れとなったドラフト改正議論の真っ最中。

 社会人と大学の一部選手に球団を選ぶ権利を与える「希望枠」の存続が最大の焦点となっていました。

 大勢は巨人はじめ、有力数球団の推す希望枠を存続させる方向でした。

 その前提が「裏金は根絶された」でした。

 なぜなら、希望枠と裏金は密接な関係にあったからです。

 一部の選手に、球団を選ぶ権利を与えたときから、スカウトの間でささやかれたのは「有力選手に入団の約束をもらうためには裏金も必要悪」の声でした。

 その実態が再び明るみになった以上、希望枠は撤廃するしか、ファンを納得させる道はないでしょう。

 戦力の均衡。契約金の高騰を抑えるのが本来のドラフトの目的。

 その原点がメジャーも採用している下位チームから指名するウエーバー方式。

 デメリットを論ずるよりも、ドラフトをリセットするために採用ありきです。

(次回更新予定は3月19日です)

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