2006年07月10日

低迷巨人、再生への急務は若手育成

 「巨人はどうなったのですか」。

 最近、講演などで各地に行くと、挨拶代わりに聞かれます。

 ひと月前、首位だった巨人は7日からの広島戦で3連敗し、5位転落。最下位横浜の足音も聞こえます。

 こんな巨人にフジテレビは、地上波での巨人戦を8月から打ち切ることになりました。

 中継の視聴率は、低迷とともに下がる一方。6月の平均は9・2%。ひと桁に落ちました。

 9日の日曜日。広島での巨人戦は、地上波の中継はありませんでした。

 試合開始が午後3時ということもありますが、推定1億円といわれた放映権料が入ったドル箱巨人戦。

 それをデーゲームで開催するなんて、ひと昔前には考えられないことでした。

 巨人が弱くなり、ファン離れが加速しているのはなぜなのか。

 原監督の責任を問うだけでは、解決しません。

 最大の原因は、大型補強の繰り返しで、若手育成をおろそかにしたフロントにもあります。

 1993年、球界は巨人の主導でFA制を導入。

 以来巨人は各球団の4番打者を取り続け、助っ人の補強を重ねました。

 昨年もFAで、抑えの豊田や左腕野口。ロッテからは李と小坂。さらにグローバー、パウエル投手にディロン内野手も獲得しました。

 開幕してからも小関、木村拓に元阪神のアリアスと野手陣を補強しました。

 勝つためとはいえ、こんなパッチワーク補強を続けても、ファンに愛される巨人は、戻ってきません。

 時間をかけても、生え抜きの若手を育てることが急務なのです。

 将来を考えて、今からでもそれを始めなくてはならないでしょう。

(次回更新予定は7月17日です)

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