2008年02月07日
NFLジャイアンツ、MLBはサンタナ獲得でNY留飲
3日に行われたプロ・アメリカンフットボールNFLの優勝決定戦スーパーボウルでニューヨーク・ジャイアンツが劇的な勝利を収め、今NFLのみならずほぼすべての地元スポーツ・ファンはこれまでにないほどの盛り上がりを見せている。
それは対戦相手がボストンを中心とするニューイングランド地方を本拠とするペイトリオッツだったからだ。しかも戦前の予想では今シーズン無敗で18連勝中だったペイトリオッツが圧倒的に有利と見られていた。
ニューヨークのファンにとっては、MLBでレッドソックスがヤンキースを破った後ワールド・シリーズを制したことで、今度は2つ目の優勝トロフィーをボストンに奪われるのではないか、と危機感を抱いていたのだ。
それ故、ジャイアンツが勝ったことで、普段MLBのみを応援している人までもが大いに留飲を下げたというわけである。実際、100万人以上のファンが詰めかけた5日の優勝パレードでは「ボストン、最低!」というプラカードが多数掲げられ、何度もコールされていた。次は打倒レッドソックス、そんなふうに思っているファンも多いようだ。
そしてスーパーボウル前日の2日、ニューヨークのMLBファンにとってhとても大きな契約が正式に結ばれている。メッツがツインズから交換トレードで獲得したヨハン・サンタナ投手が身体検査を通過し、正式契約が済んだと発表されたのだ。契約条件は投手としては史上最高の6年総額1億3750万ドルとなっている。さらに7年目のオプションはメッツが持つが、期間内に一定条件を満たせば契約延長が自動的に確定する内容になっている。
メッツはこれで大黒柱となる先発一番手を確定でき、来シーズンから数年は先発陣を組むのがかなり容易になるのは確定的だ。これまで以上に強力な布陣となるだろう。
ただこの契約にニューヨークのファン全員が喜んだというわけでもない。これまでもお伝えしたようにヤンキースもサンタナ獲得に乗り出していたからである。
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンがツインズが交換条件として要求した若手投手、フィル・ヒューズを出すことを拒否したともいわれており、必ずしもメッツに奪われた感じはない。ただヤンキース・ファンにとっては残念と感じる結果なようである。
同じニューヨーク内でいがみ合うような事態もどうかと思うが、それは全米最大都市ならではの多様性といえるかもしれない。同時に普段はそうでもないのにライバル、ボストンにしてやられそうな事態になると、ヤンキースもメッツも、MLBもNFLも超越して対抗心を見せるところがそれ以上に面白いところのだが。
February 7, 2008 09:58 AM
