渡辺史敏の「from New York(フロム・ニューヨーク)」

2007年06月21日

頭下がる松井のチャリティ活動

 19日、ヤンキース傘下の1Aチーム、スタッテンアイランド(SI)ヤンキースが本年度の「松井秀喜のインターナショナル・フレンドシップ・プログラム2007」開催を発表した。

 このプログラムは松井秀喜外野手のバックアップのもと、「国際感覚に富んだ子供たちを育む」ことを目標に2005年から開催されているもの。初年度は松井の故郷、石川県金沢のリトルリーグ・チームがニューヨーク、マンハッタン島の南にあるスタッテン島に招待され、地元リトルリーグ・チームと交流した。対して昨年はスタッテンアイランドのチームが日本を訪問している。今年は再び金沢リトルリーグチームが7月27日からスタッテンアイランドを訪問するという。

 訪問チームは地元チームと試合を行うほか、1AとMLB両方のヤンキース戦を観戦する予定だという。MLBのみならず、地元に根付いたマイナーリーグと、そこでメジャー入りを目指す選手たちのプレーを生で見ることは、将来プロ野球、MLB入りを目指しているであろう子供たちにとって非常に良い刺激になるのではないかと思う。

 30日には松井との対面も予定されている。この日ヤンキースは夏場の18連戦明けで試合がない。翌31日からも9連戦が待っている。そんな貴重な休日に子供たちのためにスケジュールを組んでいるのだ。松井のみならずMLBには休みの日をチャリティ活動などを行うスター選手が多数いる。ハードなシーズンのことを思うと頭が下がるばかりだ。できれば暑さに負けず、打撃好調で子供たちと対面、となってくれるといいのだが。

 先にMLBとマイナー、両方体験することはいい、と書いたがこれは大人にとっても同じである。SIヤンキースの属するニューヨーク・ペン・リーグは19日に開幕したばかりだ。1Aショートリーグということで9月7日までの3カ月弱、短いながらもMLBと変わらぬ熱い戦いが繰り広げられていく。

 人気も1Aだから大したことないだろうと思ってはいけない。メッツ傘下のブルックリン・サイクロンズとの対決、通称フェリー・シリーズ戦など7171席あるスタンドが満員、売り切れになるほどなのだ。

 今やヤンキースのエースとなった王建民もSIヤンキースの出である。将来のメジャーリーガーを見い出すことだってできるかもしれない。

 もし機会があればマイナー観戦で、MLBとはまた違った魅力的な経験をしてみて欲しい。

June 21, 2007 07:52 AM