渡辺史敏の「from New York(フロム・ニューヨーク)」

2007年04月19日

MLBのチケット事情

 レッドソックス松坂大輔投手の活躍を伝えるテレビ中継で必ず見かけるのが、現地まで応援に駆けつけた日本人ファンの姿。同時に本拠地フェンウェイパークは小さいため、チケット入手は困難、という報道も良く目にする。実際のところはどうなのか。ニューヨーク地区で長年全米のチケットを取り扱っている公認チケットブローカー、マンハッタン・エンターテイメント社の中原氏に今シーズンのMLBチケット事情について聞いた。

 まず松坂人気に沸くレッドソックス戦についてだが「やはり人気は上がってますね。元々レッドソックスは人気があり、そこに松坂選手の入団があって、去年よりもオーダーはかなり増えています。松坂投手の人気は日本だけのものではないです。ポスティングの件が大きな話題になったこともあり、アメリカでも人気があります。そのため日本からの需要が増えたためだけでなく、全体的な人気で値段が上がっていると思います」とのこと。やはり松坂人気は本物のようだ。ちなみに次に松坂の登板が予想されている22日の試合は相手が宿敵ヤンキースということもあり、同社のウェブサイトで販売されているチケットは右翼外野立ち見でも110ドルからで、1階内野1塁側前方の席では875ドルというものもあった。

 では井川慶投手が加入し、松井秀喜外野手が復帰間近なヤンキースはどうだろう。中原氏よると「ヤンキースに関しては昨年は松井選手のケガで売り上げに影響が出たんです。今シーズンは一昨年と同程度まで戻っていると思います」と話してくれた。ヤンキース人気も依然高いようだ。

 「日本人のお客様に関してはやはりレッドソックス、ヤンキース、マリナーズ戦に人気があります。その他のチームに関してはあまり大きな変化は出ていません」ということだが、「デビルレイズの岩村選手が活躍していることもあり、これまでほとんど需要の無かったデビルレイズ戦の人気も少し出てきました」らしいので、その他のチームの日本人選手のより一層の活躍に期待したいところではある。

 ところで日本人にとって生観戦のチャンスになるのがゴールデンウィーク。特に今年は27日からヤンキースタジアムでレッドソックスが、さらに5月4日からはマリナーズがそれぞれ3連戦を行う。中原氏のところにも例年以上のオーダーが殺到したとのこと。さすがに間近になったこともあり、ピークは過ぎたそうだが、まだまだ申し込みがあるという。ラストのチャンスにかけるのもいいかもしれない。

 また次のピークになるのは夏休みだが、まだ申し込みは少数ということだった。ただやはりフェンウェイパークの場合収容人数の問題は深刻らしく、チームの状況などで変化するため読めない部分が多いとしたうえで、動くなら「早ければ早いほうがいいと思います」とアドバイスをくれた。松坂も厳しい登板が続いているが、チケット争奪戦もさらに激化しそうな感じである。

 ◆マンハッタンエンターテイメント:http://www.ticket-ny.com/

April 19, 2007 07:10 AM