2007年04月12日
井川にプレッシャー、ヤ軍投手陣ギア入る
7日のMLB初先発が5回7失点と散々な結果に終わったヤンキースの井川慶投手。翌8日付のニューヨーク地元紙には、井川とレッドソックス松坂大輔投手のデビューをニックネームで比較した「NO DICE FOR IGGY(井川は松坂のようになれず)」(デイリーニューズ)や「井川のデビュー戦は悲惨だった」(ニューヨークポスト)など、厳しい見出しが並んだ。
だが、井川ばかりが集中砲火を浴びたかというとそうでもない。井川だけでなく、ヤンキース先発陣全体がひどい状況だったからだ。象徴的だったのは7日の試合中継で井川が5回を投げ終え、降板した際に現地アナウンサーが「これで井川は今シーズン一番長く投げた先発投手になった」と皮肉を込めて語っていたこと。
そう、開幕のカール・パバーノからアンディ・ペティット、マイク・ムシーナといずれも先発投手の最低責任といえる5イニング持たずに降板していた。さらにいえば、井川の次に先発したダレル・ラズナーも5回途中で降板している。先発陣全員が責められる試合が続けていたというわけだ。
それでもしぶとく2勝できていたのはアレックス・ロドリゲスをはじめ、打線が好調だったおかげだ。
ただ先発陣が2巡目に入って状況が変わってきている。9日、パバーノは7回を6安打2失点に抑え、10日はペティットが6回を4安打無失点で、共にきっちりと仕事をしチームを連勝に導いた。急にギアが入った感じだ。
また、本来開幕投手を務めると見られていた王建民と先発争いをしていたジェフ・カーステンスの2選手が負傷から順調に回復してきているとジョー・トーリ監督が発表している。
こうした展開はヤンキースとファンにとってはうれしいものだが、同時に井川にとってはプレッシャーが高まることになる。13日のアスレチックス戦と見られる次の登板では結果を残すことが要求されるのだ。
井川は初登板後、「これからやっていけるな、という感じはある」と語っていたが、ぜひその自信を早く現実のものとして欲しい。
また松井秀喜外野手が負傷欠場となった。注目の松坂との初対決が先に延びることになってがっくりきている人も多いだろうが、23日には万全の体制で復帰できそうなのは不幸中の幸いと思うべきかもしれない。ぜひそのまま長いシーズンを乗り切って欲しいものだ。
April 12, 2007 08:03 AM
