渡辺史敏の「from New York(フロム・ニューヨーク)」

2007年04月05日

注目度ダントツの松坂大輔、MLB開幕

 遂にMLB2007年シーズンが開幕した。今年は13人の日本人選手が開幕ロスターに名前を連ねている。

 その中でアメリカでもダントツの注目度を集めているのは、やはりレッドソックスの松坂大輔投手。全国紙のUSAトゥデーは2日付のMLB開幕特集面の中で「レッドソックスにとってダイスケ・マツザカはどれぐらい貴重か?」という記事を掲載した。

 松坂が今春のセンセーションであり、レッドソックスが日本から彼を移籍させるのに1億300万ドルを投資したことをあらためて紹介し、そのうえで選手やコーチの松坂評を集めたものである。

 それによるとパイレーツのクリス・ダフィー外野手は「自分は1人の人間があれほどたくさんの球種を投げるのを見たことがない、しかも彼はそれらでストライクをとれるんだ」と松坂の持つ球種の多彩さを評価。

 さらに松坂の投球を「ナスティ(いやらしい)」とし、「彼はこの星の出身じゃない」とまで表現したのはオリオールズの三塁手メルビン・モーラだった。

 ただ「彼は早めに仕上げる必要がある。しかし華氏40度(摂氏4.5度)の気候では日本人ルーキーはうまくスタートできないだろう」というちょっと厳しい予想をした人物もあった。日本のマリーンズ監督のボビー・バレンタイン監督だ。MLBも日本も、そして松坂もよく知る人物であり、要注目だ。さらにバレンタインは「彼はうまく行くだろう。いくつかのゲームですばらしい完投をするだろう。彼はいくつかホームランを打たれるだろうね、とても長いホームランを」というコメントも寄せている。果たして的中するだろうか。

 同紙はさらに翌3日付紙面でも松坂関連の記事を掲載した。見出しは「マツザカ、メディアの磁石」というもの。シーズン開幕戦となったカンザスシティのスタジアムに松坂は登板しなかったのにもかかわらず約100人もの日本人報道陣が集まり、松坂の一挙手一投足を追っていたことをレポートしたものだ。

 この手の日本人報道陣のフィーバーぶりを伝える報道はイチロー、松井秀喜に続き、すっかりおなじみになった感がある。アメリカ・メディア側も慣れてきたのか、この記事でも前例に触れていた。さらに騒ぎは少なくとも先発が予想される4月11日の対ヤンキース戦まで続くだろう、と冷静に予想していたのがおかしかった。たしかにこの予想は当たりそうである。
 さてその松坂がいよいよ現地5日に初先発を迎える。どんな盛り上がりが日米で見られることになるだろうか。

April 5, 2007 11:08 AM