2007年03月22日
井川最高のスタート!先発争いで優位に
先々週、ニューヨークの地元メディアがヤンキースの井川慶投手に対し厳しい目を向けていることを伝えたが、現在一転して評価が上がっている。これは20日のフィリーズ戦で先発し、5回を無失点に抑えたためだ。
21日付のニューヨークポストは「イガワ、これまでで最高のスタート」という見出しをつけた記事で登板内容を紹介したうえで、「あなたがあらを探したいなら、日本からの輸入選手は3四球を出した。しかし、彼は3つの三振を奪い、4回の先発(12イニング)で合計15奪三振となっている、」と、これまでとはうってかわって井川を養護した。さらに「27歳の左腕投手はチームの第5先発を任される可能性を固めた」としている。
またデイリーニューズも「イガワがローテーションの状況を指揮する」という見出しの記事を掲載。今回の好投で井川が先発ローテーション決定で優位に立ったことを強調した。
現在井川と5つ目の先発枠を争っているのが、若手有望株のジェフ・カーステンス投手。13回1/3を投げて無四球、11奪三振、防御率2.70と良い結果を出しており、20日の試合まではカーステンス優位といった雰囲気になっていたのである。
それがこの好投で逆転したというわけだ。デイリーニューズはジョー・トーリ監督のこの試合が「ビッグ・スタート」であり、「我々はイガワが先発であって欲しい」という発言を乗せ、その状況をアピールしていた。
さらに各紙とも同じ記事で井川好投にほっとした、という意味合いの言葉を載せているのも印象的だった。これはローテーションの一角を担う左腕のアンディ・ペティットが19日の練習で腰に異常を訴え、23日に予定されていた登板を回避する事態になったため。ローテーション争いどころかいきなり穴が開くかもしれず、実は井川にすがりたい状況だったのである。
ただペティットのけがは軽傷で、24日には登板できそうだということが、同じ20日に明らかになっており、チームとメディアにとって二重にほっとした日となったようだ。
とりあえず先発争いでは1歩優位に立つことができた井川。ただこれで確定したわけではない。次の登板でもこれまで以上の投球内容が必須であることには変わりはないのだ。
MLB開幕特集を組んだ老舗スポーツ総合誌、スポーツ・イラストレイテッドの最新号。その表紙に起用されているのが、レッドソックスの松坂大輔投手だ。さらに8ページにわたり松坂の特徴や経歴を紹介した記事も掲載されている。まさに日本人選手史に残る快挙で、アメリカでの注目度の高さをあらためて実感させられた。
March 22, 2007 10:06 AM
