2007年03月01日
井川の初登板、米メディア好意的に報道
ヤンキースの井川慶投手が2月27日、紅白戦に登板、MLB初の実戦を体験した。
初球でいきなりセーフティーバントを成功され、これで動揺するかと思われたが、その後併殺に切って取り、2回を1安打無失点で終えている。
この初登板を、アメリカ・メディアはいずれも好意的に捉えているようだ。老舗総合スポーツ誌スポーツ・イラストレイテッドはそのウェブサイトで通信社APの記事に「紅白戦で井川投げる」という見出しをつけ、掲載。ジョー・トーレ監督が「彼は良かった。モーションに無駄がない」と高評価したことなどを伝えている。
地元紙ニューズデーは「しっかりした第一印象」という見出しで、やはり井川の記事を掲載。特にロン・ギドリー・ピッチングコーチの「ベンチに引き揚げてきた選手のほとんどが『スーキー(嫌らしい球)』と話していた」というコメントを載せ、井川が好打者相手にも通用するであろうことを強く示唆している。
と同時にこれらの記事に共通していたのが、日本の報道陣の多さに関すること。井川が打者と対決する直前プレートの後ろには18人ものカメラマンが並んだらしい。
ただ、単にその多さに驚いただけではなく、カメラの砲列を前にしても井川が気にすることがなかったのが印象的だったようだ。ニューズデーは昨季までヤンキースにいたランディ・ジョンソンをわざわざ例に出してその点を強調していた。ジョンソンはカメラマンが1、2人後ろにいるのも嫌がったのだとか。それだけに井川の様子は一種の”大物感”を感じたようである。
さらに同紙は「登板前井川の緊張を和らげようとギドリーは『楽しんで』と声をかけた。が、井川は冷静だったと主張。『神経質にはならなかった』と通訳を通じて話した。『確かに興奮はしたけれど』」とも掲載している。
井川の初登板は大成功だったといえるだろう。初シーズンなのでいろいろ戸惑いはあるだろうが、開幕に向け順調にコンディションを高めていってもらいたいものである。
March 1, 2007 05:56 PM
