2006年08月17日
祝賀ムード一色ではない新スタジアム
16日午前10時、ヤンキー・スタジアムの北側に位置するマコームス・ダム公園で、新ヤンキー・スタジアムの着工式が開催された。
式典はマイケル・ブルームバーグ市長やジョージ・パタキ州知事をはじめ、数多くのVIPが参加する華やかなものになったようだ。しかし地元ニュース専門チャンネルなどは、決して祝賀ムード一色ではないと伝えている。
2009年完成予定の新スタジアム建設計画が発表された後、周辺住民や公園利用者から反対の声が上がっていたためだ。建設中公園が閉鎖され、さらに建設後は現行のスタジアム跡地に代替施設が提供されることになっているものの、これが現在より狭く、不便になるというのである。このため反対グループは建設の一時差し止めを州最高裁判所に申請するまでになっていたのだ。
15日に判事がこの申請を却下したため、無事着工となったが、式典中も周囲では反対派が抗議行動を行っていたという。
地元紙も16日付け紙面でこの着工について紹介している。ニューヨーク・ポスト紙によれば、15日、ジョージ・スタインブレナー・オーナーは新スタジアム建設で、“ベーブ・ルースが建てた家”と呼ばれた現行のスタジアムが無くなることについて「確かに、ちょっと寂しいな」と答えたとか。しかし新スタジアムに関しては「もう一方の考え(新スタジアム)はもっといいと思う。ファンにとってもとてもいい」と新スタジアムをPRすることも忘れなかったらしい。さすがオーナーといったところだろうか。
また16日がルースの58回目の命日あたることも紹介されていた。
さらに同紙のジョージ・キング記者は、ヤンキースの守護神、マリアノ・リベラ投手が「新スタジアムでとても投げたいんだ」と話したことを取り上げてもいる。「その後引退できれば」と続けたそうだが、この希望を実現するには新しい契約が必要になることも指摘していた。
ちなみに地元テレビ局の式典レポートで面白かったのは、「新スタジアムはどこにできるの?」という質問が最近多いと言っていたこと。新スタジアム予定地は前述のように現スタジアムの北側、161丁目の道路を挟んだところにある。今後は工事が本格化するからわかりやすくなるだろう。もし生観戦などでヤンキー・スタジアムを訪れる機会があるなら、ついでに見ておくといいかもしれない。
August 17, 2006 01:29 PM
