2006年08月03日
ヤ軍アブレイユ、まずまずのデビュー
先週新戦力補強動向を紹介したヤンキースだが、結局7月31日のトレード期限を目前にした30日に大きな動きを見せた。
フィリーズからボビー・アブレイユ外野手とコリー・ライドル投手を獲得したのである。
トレード時点のアブレイユの今季成績は、99試合の出場で打率2割7分7厘、8本塁打、65打点。MLB通算で打率3割1厘、198本塁打、841打点。守備にも定評がある。
ライドルは21試合の先発で8勝7敗、防御率4・74で、先発ローテーション入りする見込みだ。
ヤンキースはマイナーの若手選手4人を見返りとして放出したが、松井秀喜、ゲーリー・シェフィールドの負傷欠場による穴埋めと、先発陣の補強という2つの課題を一挙に解決した格好である。
そのアブレイユだが、早速1日のブルージェイズ戦で5番・右翼として先発。3打数無安打に終わったが、4回には無死二、三塁から四球を選び、その後バーニー・ウィリアムズが放った二塁打でホームを踏んでいる。地元ファンから大きな声援を浴び、まずまずのピンストライプ・デビューとなったようだ。
地元紙ニューヨーク・ポストは翌2日の裏1面を得点場面の写真と「アブレユ・ニュー・ワールド」という見出しで飾っている。さらにこの1戦での勝利でヤンキースは、45日ぶりにア・リーグ東地区首位に返り咲いた。この先が楽しみである。
ただこの補強により、松井、シェフィールドが復帰したとき、どのようなラインアップが組まれるのかという問題も。シェフィールドが右翼に入り、アブレイユが一塁に回る見込みが高いが、ジョー・トーレ監督は豪華すぎる布陣に悩むことになりそうである。
一方長く議論された末に動いたヤンキースとは逆に、緊急に補強を余儀なくされたのがメッツ。30日夜にセットアッパーのデュアネル・サンチェス投手がタクシーに乗っていて交通事故に遭い、右肩を負傷。今季絶望となってしまった。
このため期限ギリギリの31日にパイレーツからロベルト・ヘルナンデスとオリバー・ペレスの両投手を獲得している。見返りとして放出されたのはハビエル・ネイディ外野手だった。
ヘルナンデスは41歳だが、昨季メッツで好成績をあげ、今季も46試合の登板で0勝3敗2セーブ、防御率2・93と安定しているリリーフ右腕。彼なら穴埋めは可能だろう。
現在ナ・リーグ東地区で2位13ゲーム差をつけ、独走中であり、ワールドシリーズに最も近いと言われているだけに、このアクシデントを乗り越えてもらいたいものだ。
August 3, 2006 01:28 PM
