渡辺史敏の「from New York(フロム・ニューヨーク)」

2006年07月20日

現実味増してきた松井の復帰

 ここのところニューヨークは毎日どこかで雷雨が来ることもあって蒸し暑い日が続いている。MLBの選手たちにとってもスタミナを削られる環境でのプレーを強いられているが、そんな天候の影響をモロに受けたのが17日から19日まで行われたマリナーズ対ヤンキース3連戦だった。

 17日の第1戦はナイターにもかかわらず、気温34度という暑さの中の一戦となり、ヤンキースが4-2で勝利している。

 18日の第2戦も前日と同じ気温34度で試合は開始されたが、この試合は非常につらい展開になってしまった。9回裏に入った時、4-2でマリナーズがリード。4連勝中のヤンキースは望みを捨てず、代打アーロン・ギールの右前打で1点を返した。ここで少し前から降り始めた雨が本格的なものなった。さらに微妙な判定がある中、ジョニー・デーモン外野手はマリナーズの守護神J.J.プッツ投手の握りが甘くなったところを逃さず、犠牲フライで同点に追いついたのである。

 さらに2死で代打アレックス・ロドリゲスの打席中に激しい雷雨となり、試合は1時間58分にも渡り中断してしまった。再開後延長に突入し、結局日付が変わった0時38分、“松井秀喜の代役”ミルキー・カブレラ外野手が劇的なサヨナラ本塁打を放ってやっと決着がついたのだった。

 さらに19日の第3戦はなんと午後1時からのデーゲーム。気温は昨夜より若干マシの気温28度とはいえ、日差しは強く厳しい環境での試合に変わりはかわりはなかった。最終的にイチローの活躍もあってマリナーズが4連敗を止め、3-2で勝利したのだが、試合時間は3時間を超えた。

 選手達もホトホト疲れた3連戦だったに違いない。暑さはこれからも続きそうで、スタミナがチームの調子を決めるより重要なファクターになりそうだ。

 さてそんな中、注目すべき記事が19日付のデイリーニューズに掲載されていた。それは松井のリハビリ状況を伝えたもの。ロジャー・ルービン記者による同記事は、松井がいつもクラブハウスでリハビリに励んでおり、さらに20日に担当医師が打撃練習を再開していいかどうかの診断をすることを紹介している。これまで負傷後の経過について伝えることが余り多くなかっただけに、地元メディアもいよいよ復帰が近いと注目し始めたのであろう。

 実際、同記事も松井とシェフィールドの戦線離脱による穴埋め補強候補がいろいろ上げられたが、結局一番多く出た名前は松井だった、としている。

 さらに負傷で連続出場が途切れながらも、松井が荒れることなく復帰に向けリハビリを続けきたことを強調したが、これはやはり松井ならでは、といったところか。

 現実味が増してきた松井の復帰。できればその日は穏やかないい天気であって欲しいものだ。

July 20, 2006 11:39 AM