2006年07月06日
楽しみな「サトウ・ジャパニーズ祭り」
全米各地でパレードや花火大会が行われた独立記念日から一夜明けた5日、スタッテンアイランド・ヤンキースが「松井秀喜のインターナショナル・フレンドシップ・プログラム2006」の実施を発表した。
スタッテンアイランド・ヤンキースはニューヨーク・ヤンキース傘下のマイナー・チームで1Aショートシーズンに所属する。その名が示すとおり、マンハッタンのすぐ南に位置するスタッテンアイランドに本拠を置く。現在本家ヤンキースで活躍するロビンソン・カノ二塁手や王建民投手、そして松井の“代役”メルキー・カブレラなどはこのチームの出身だ。
同チームは日本との文化交流や邦人ファン獲得に熱心なことでも知られ、今回のプログラムもその一環。松井が全面的にバックアップし、子供たちの国際感覚を育むことを目標に、昨年は金沢リトルリーグをニューヨークに招待したが、今年は8月にスタッテンアイランドの選抜リトルリーグチームを日本の金沢に招待するのだとか。
日本人MLB選手が定着し、WBCで優勝したといっても、アメリカ人がベースボールを通して日本に関心を寄せることはほとんどない。それだけにこうした地元に密着したプログラムは重要だ。
そして同チームはこの他にも我々ニューヨークに住む邦人にとって楽しみなイベントを9日に開催する。MLBやマイナー・リーグでは試合にさまざまなイベントを合体させる“プロモーション・ゲーム”が盛んに行われているが、この日その1つとして「サトウ・ジャパニーズ祭り」が行われるのだ。
当日は観客に扇子や団扇が配られるほか、日本食などの販売、WBC日本チーム優勝記念セレモニーなどが予定されている。さらに選手たちはこの日のみ日本語入りユニホームを着用してプレーするというから、かなりユニークな風景が見られそうだ。
昨年開催された同イベントでは松井も来場し、スタジアムのコンコースではヨーヨー釣りが行われたり、提灯が飾られるなど、日本の夏祭りの様相を呈して楽しめた。
マンハッタンの日本人コミュニティでは今、昨年多くの参加者を集めた“夏祭り”の開催が危ぶまれる事態になっている。日本の夏を思い出させてくれるイベントが少なくなっているだけに、このイベントの開催を心待ちにしている日本人、日系人は多そうだ。
こうした邦人社会がニューヨークの地元社会とより強く結びつくとともに、その存在を示していくためにも、同チームのベースボール通じてのユニークな試みが長く続いてくれることを願うばかりだ。
July 6, 2006 06:51 AM
