2006年06月15日
稼頭央復活へ最適ロッキーズ
9日、松井稼頭央がメッツからロッキーズへトレードされた。そのニュースを聞いたとき、ついに、という気持ちと、やっと、という気持ちが交錯した。
打撃不振でスタメン落ちしていた松井だが、昨季もけがや守備の不調などで本来の力を発揮できず、メディアやファンから批判を受けていたのは周知のこと。以前からメディア環境が厳しいニューヨークを離れ、受けるプレッシャーが軽いチームでプレーしたほうがいい、という声は多かった。
コロラド州デンバーに本拠を置くロッキーズはまさにそんな新規巻き返しにぴったりなチームといえるだろう。ホームのクアーズフィールドは高地にあることから打者に有利なスタジアムとも言われている。この点でも今の松井にはいいかもしれない。
松井はメッツとの契約にトレード拒否条項を盛り込んでいたが、これを撤回して移籍を受け入れている。その理由を「フレッシュな気持ちで行きたかったから」とコメントしたそうだが、彼自身今回のトレード内容が再スタートには最適なものと判断したのであろう。
当面はマイナーリーグ3A、コロラドスプリングズで調整するとのことで、14日現在すでに2試合出場している。まだ打撃が復調済みとはいえないようだが、メジャー復帰に時間はかからないと思われる。
注目したいのは、守備位置が遊撃に戻っていること。メッツでは失策の多さから失格のらく印を押されてしまったが、再びチャンスを与えられていることはとても喜ばしい。その実力の高さを再び証明して欲しいものだ。
ロッキーズでポジション争いのライバルとなるのはメジャー4年目、27歳のクリント・バームス。バームスの通算打率は2割6分3厘で、今季は13日までで2割1分2厘と不調。松井がマイナーで復調をアピールできれば、すぐに定位置を奪えるはずだ。
こうして見ると松井が一流選手として復活できる環境が確かに整っているといえる。あとは松井自身にかかっているのだ。
ロッキーズは8月18日からシェイスタジアムでメッツと3連戦を予定している。この対戦で松井がこれまで散々彼にブーイングを浴びせてきたメッツ・ファンを一気に意気消沈させる活躍を見せてくれると信じて、まずはメジャー復帰を待ちたいと思う。
June 15, 2006 11:09 AM
