2006年05月13日
1768試合、途切れて関心呼ぶ皮肉
大変なことが起こってしまった。ヤンキース松井秀喜外野手の左手首骨折である。11日のレッドソックス戦で発生したこのアクシデントに日本のファンもショックを受けただろうが、ここニューヨークでも大事件として受け止められている。
ニュース専門チャンネルであるNY1は試合後、スポーツコーナーのトップで骨折を伝え、レフトフライをスライディングして捕球しようとした松井の左手が不自然に曲がる場面を何度も流している。12日日中には手術が行われていることを知らせるアップデートまで追加されるほどの扱いだ。
12日付の新聞でも大々的な報道がされることとなった。ニューヨークタイムズはスポーツ面のトップで3枚の写真とことの経緯を知らせる記事を「手首骨折がマツイの連続出場を終わらせる」という見出しと共に掲載しただけでなく、1面にもスライディングする松井の写真を掲載した。
ニューヨークポストも同様で、裏1面で松井の負傷場面を大きく掲載したばかりでなく、1面にも痛がる松井の写真とともに「厳しい骨折が松井の連続出場を終わらせる」という見出しが掲載されている。デイリーニューズ、ニューズデーは共に左手首を押さえてフィールドにひざまづく松井の写真を裏1全面に持ってきていた。
松井の存在はニューヨークのスポーツファンにとってこれほど大きいものであり、さらに今回の負傷はショックな出来事としてとらえられているのである。
また、全国紙のUSAトゥデーはスポーツ面のア・リーグ短信欄トップで、やはり写真入りでこの件を紹介しており、全米レベルでも関心度の高いアクシデントであることを示した。
また同時に意外に思ったのが、今回の欠場によって連続出場が途切れることをフィーチャーしたメディアが多かったこと。ヤンキース入団後の518試合連続出場はMLBデビュー後のものとしてはMLB記録だが、あまり関心を呼んでこなかった。それが途切れた途端、巨人時代と合わせ1768試合連続出場だったことなどが伝えられるのだから、皮肉なものである。ただニューヨークポストは日本のほうが連続出場記録終了をビッグニュースとしてとらえられている、という記事を掲載していたりもするが。
現在のところ、復帰まで少なくとも3カ月はかかる、とするメディアが多いようだ。松井が回復して1日も早くニューヨークと日本のファンの前に戻ってくることを願わずにはいられない。
May 13, 2006 01:02 PM
