2005年09月01日
首位奪還には、松井の活躍不可欠
熱戦の続いた8月が、ようやく終わろうとしている。8月30日終了時点で、ヤンキースはア・リーグ東地区の首位レッドソックスに2.5ゲーム差の2位。注目のワイルドカード争いでは、インディアンスに0.5差で首位となっている。
そんな中、我々にとって非常に気になるのが松井秀喜の調子だ。執筆時点では同31日のマリナーズ戦を1試合残しているものの、ここまで8月の成績は114打数30安打で、打率2割6分3厘。これは4月の2割5分に続き、今季の月間打率では2番目に低い数字だ(ちなみに最高は6月の3割9分8厘)。
7月が3割1分7厘だったから、ニューヨークを含む全米各地を襲った猛暑のせいなのか、急速に調子を落としてしまった感がある。また、本塁打も7月の7本から3本に減ってしまった。
ただこの成績の推移をもう少し細かく見てみると、30日までの過去14日間での打率は2割8分8厘で、さらに最近の7日間ではちょうど3割なのだ。つまり8月前半を底に、次第に調子が戻ってきているのである。
特に「ここ7日間」というのは、2番に打順が移ってからということだ。慣れない2番での打撃が調子に影響するのでは、とみんなが心配しているが、少なくとも数字上は動じていないように見えるのだ。
ただ2番に移った23日の20号以来、本塁打が日米通算400号を前にして止まっているのは気になる。何とか去年に続き、30本を達成してほしいところだが、苦しくなっているのは事実だ。
守備もレフトとセンターを行ったり来たりという状態が続いている。チームを第1に考える松井は、こうした不安定な状態でのプレーも当然のことと考えているだろうが、もう少し固定できれば、と思ってしまう。
今、ヤンキースはニューヨークとは3時間の時差がある西海岸に遠征中。マリナーズ戦の後は西地区で首位に立ったアスレチックスとの3連戦を控える。今季、アウエーでの打率が2割6分3厘と低いだけにここからが正念場だ。この遠征が終われば18日ぶりの休養日もやってくる。
首位奪還、ワイルドカード・トップ維持には、松井の完全復調が必要不可欠。何とか乗り切ってもらいたいものである。
【ジャーナリスト 渡辺 史敏】
September 1, 2005 07:00 AM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/3522
