2005年08月18日
ロイヤルズ連敗記録に全米が注目
8月も半ばを過ぎプレーオフ出場への熱い闘いはいよいよヒートアップしてきた。そんななか、逆の意味でにわかに注目されだしたチームがある。ア・リーグ中地区のロイヤルズだ。
16日のマリナーズ戦を終えた時点で17連敗を喫していたためである。
先月27日にホワイトソックスに6対5で勝利して延々と負け続け、15日から始まったマリナーズとの3連戦も最初の2試合をイチローの活躍もあって落としてしまった。
原因はなんといっても投手陣の崩壊が大きい。17連敗中失点が5点以上だった試合が実に14試合あり、10点以上取られたのも6日のアスレチックス戦の16失点を筆頭に6試合もある。これでは勝てないのも致し方ない。しかも14日のダブルヘッダーにおいて2試合連続で1点差負けするなど勝負弱さも目立っている。
もちろんロイヤルズが抱える問題はこの連敗にだけ出ているわけではなく、16日終了時点で今季の成績は38勝80敗勝率3割2分2厘。首位ホワイトソックスとのゲーム差は36.5で、ダントツの最下位である。
17連敗はア・リーグ史上10回めで、最多連敗記録は1988年オリオールズが記録した21。ナ・リーグでは17連敗は13回あり、最多は1899年クリーブランドの24試合だった。日本のプロ野球では今シーズン、イーグルスとファイターズが11連敗したそうだが、その比ではない。ちなみにプロ野球最多連敗は1998年マリーンズの18連敗である。
へたをすれば近々リーグ記録、MLB記録に到達か、と全米のメディアが注目し始めたというわけだ。CNNなど全米向けスポーツ・ニュースでもロイヤルズの連敗が伝えられるほど。その際、キャスターたちが少し笑みを浮かべるのが可笑しくも痛々しくもある。
16~18連敗の相手がマリナーズだったことは我々日本人にはちょっとラッキーだったかもしれない。ご存じのようにマリナーズも依然不調続きで地区最下位にとどまっており、この3連戦はありがたかったのではなかろうか。16日の試合後、イチローはコメントを求められ「それは難しい。(マリナーズも)さほど変わらない。僕らが何かを言う立場では全くない」と、あくまで真摯な姿勢を崩さなかったそうだが。
また、井口のいるホワイトソックスはロイヤルズに10勝2敗で、ありがたいお客さんとなっている。
17日のマリナーズ戦でもロイヤルズは11対5で負け、連敗記録は18に伸びてしまった。果たして新記録は達成されるのか、ロイヤルズの苦悩と全米の注目が高まっている。
【ジャーナリスト 渡辺 史敏】
August 18, 2005 07:00 AM
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