2007年09月12日
楽天に楽しみな若手がいる。2年目の枡田慎太郎内野手(20=智弁学園、178センチ、80キロ、右投げ左打ち)だ。。身体能力が高い。05年高校ドラフト4巡目で外野手として入団。昨年ファームで32試合、打率3割4分8厘、本塁打0、打点8、出塁率4割7分4厘と野球センスの良さを見せた。
守備面は三塁手7試合、遊撃手20試合(失策7)、外野手1試合を守った経験がある。松井2軍監督は「今年から内野手に転向させた。勉強する面も多いが野球センスを評価したい。本人も内野手の経験があるのでしっかり練習すればいい」と高い評価だ。今年は4月1日ヤクルト戦の初打席、2回一、二塁で松岡から右中間二塁打で今季の初安打と初打点を記録。枡田は「今年は守備面の強化と打撃面での勝負強さを目標にしているのでチャンスを大切にしたい」とやる気満々だ。
6月20日グッドウィル戦で途中出場して9回に藤原から右翼にプロ入り初本塁打の1号ソロでリズムに乗った。翌日のグッドウィル戦で2回河原から左前打、4回河原から右中間二塁打、6回西川から中前打、9回1死を置いて松川から右翼に2号2ランと勝負を決める1発を放った。
6月7日湘南戦でも2、4、6回に秦から3安打で4回に1打点。9回に岡本から中前打の単打のみのプロ入り初の4安打を記録。枡田は「最初の4安打はミートバッティングでした。2度目は本塁打も打てたし狙い通り」と練習の成果に満足顔。7試合連続安打も2度経験しコンスタントに打ち、この所打率も3割台をキープし9月1日日本ハム戦では2回建山の2球目シュートを右中間安打し2死後に二盗を狙ったが駒居の好送球で今季初の盗塁失敗(走塁間2・06秒)。9回1死後に菊地投手の3球目ストレートをバックスクリーン(推定125メートル)に勝負を決める8号ソロを運んだ。
松井2軍監督は「2年目の片山、銀次、枡田等が頑張った。楽しみだね!!」と笑顔。枡田は「片山君の初勝利に協力できてうれしい。まだ勉強する所が多いので努力します」と頼もしい。守備面でも「打球よ飛んでこい!!」と意気込みが見られ、手で捕らず足で捕り球際の強さを見せる。確実性を大切にしダブルプレーの送球も安定している。楽しみな逸材だ。9月4日ヤクルト戦でも3個の打球を処理し攻守に活躍。1回増渕の142キロのストレートを右前打、4回2死二塁で増渕のチェンジアップを左中間にエンタイトル二塁打と打撃センスを見せた。各チーム編成部は「将来性を買いたい。1軍も決して夢ではない。攻走守に合格点だ。8月26日からの6試合連続安打もストップしたが楽しみだ」と素材の高さを買っている。
9月8日現在、61試合、打率3割0分2厘、本塁打8、打点29、四死球12、三振36、盗塁3、出塁率3割5分。今季は7、6(2度)、5試合連続安打し38試合に安打とコンスタントに打つ打撃に松井2軍監督は「選球眼もいい。1、2番のタイプだ。チャンスを大事にして努力してほしい」と期待していた。
◆枡田慎太郎(ますだ・しんたろう)1987年7月8日生まれ。高校時代の通算打率4割以上、本塁打28、打順3番、守備位置は中堅手。中学時代は遊撃手。プロに入団して健康管理は「バス移動が多いので腰を痛めないように注意している。バスの中でも運動をやります」と笑う。春の教育リーグでは肩を痛めた経験があるだけに「無事是名馬」と走りたい。夜間練習は打撃と守備練習が中心。遠投110メートル、50メートル6・1秒、本塁から一塁までの走力4・1秒。前半戦33試合、打率3割1分1厘、本塁打4、打点18、長打率5割5分6厘、出塁率3割4分の自己採点は70点。残り試合は「打率3割をキープしたい。1軍へのアピールのために守備面を強化」と言う。目標の選手は「阪神金本さんのケガに負けない精神力がいい」と話す。好きな言葉は「前向きに進む!!」。母美穂さんに昨年ピアスをプレゼントした。夢は「1軍に出場し親しい人々をネット裏に招待したい」と言う。背番号68、血液型AB。攻走守に素晴らしい野球センスを身につけているだけに楽しみな若手だ。
○…ヤクルトの06年高校ドラフト1巡目の増渕竜義投手(19=鷲宮高、183センチ、81キロ、右投げ右打ち)は9月4日楽天戦で今季6試合で4度目の先発登板。この日は初回1番の中村に143キロの速球でストライク、2球目この日最速の145キロでストライク、3球目ストレートを左前打、2番枡田に142キロのストレートを右前打されてピンチを迎えたが後続を抑えた。2回5番山崎隆に左前打、6番竜太郎に4球目142キロのストレートを右翼に逆転2ランを浴びる。反省は4回だ。ピッチングに緩急がない。楽天打線は1、2、3のリズムで容赦なく打つ。この回2連打され、左飛をはさみ2連打されて、二ゴロ、そして二塁打を2連打されて降板した。この回安打6、投球数27球、失点6と豪快なピッチングは見られない。結局この日は最速145キロ、スライダー、カーブ、シンカーの変化球も合格点はない。投球数75球、打者20、投球回3回2/3、安打11(本塁打1)、四球0、三振0、ボーク1、失点8、自責点8にネット裏の各チーム編成部も「唖然」とする。敗戦投手は免れたが「もっと練習を重ねて走り込め」の声が聞かれた。
○…優勝争いが混迷しているイースタン・リーグ。9月5日湘南-巨人で首位攻防が行われたが湘南の北川、武山、新沼らの勝負強い打撃で巨人の門倉、姜を攻めて再度首位を奪回した。9-3で勝った湘南は勝率5割7分1厘(48勝36敗3分け)で首位。2位の巨人の勝率5割6分8厘(46勝35敗3分け)。3位はヤクルト、日本ハムの同率5割3分7厘(44勝38敗3分け)だが日本ハムが最近13試合を8勝3敗2分け(勝率7割2分7厘)と戦っているだけに不気味な存在だ。湘南の八馬2軍マネジャーは「残り試合を大切に戦うでしょう。監督を中心に元気いっぱいです。こういう経験も大切ですからケガのないよう頑張ってほしい」と気配りを見せた。
○…日本ハムも優勝争いに参戦だ。9月8日湘南戦で首位を走る湘南に4回2死一、二塁で9番植村が吉川のスライダーを一塁内野安打で先制点。湘南もその裏に4番古木が右翼フェンスに当たる三塁打と呉本の左犠飛で同点としたが勝負所は7回にやってきた。日本ハムが7回1死後、高崎の6球目スライダーを左翼に14号ソロと本塁打王争いの勢いを見せる。1死一、三塁になった所で勝負強い代打の尾崎が佐久本の137キロのストレートを左翼席に代打4号3ランで勝負を決める1発を打った。尾崎は「金子洋さんの1発で闘志が燃えた。チャンスがある限り頑張りますので日本ハムを忘れないで下さい」と笑顔を見せた。9日ロッテ戦は7回まで1-4とリードされていたが8回1死一、二塁で6番市川が呉の5球目142キロストレートを左翼に同点3号3ランして4-4の同点。延長11回1死一、二塁で1番佐藤が相原の初球ストレートを右翼に逆転の9号3ラン。今の日本ハムは強い。湘南、巨人、日本ハム、ヤクルトが優勝を狙っているだけにイースタン・リーグは面白くなってきた。
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