2007年08月08日
頭を持ち上げていろ。決して下を向くな!! 口で用を足そうと思うな!! 開幕から打撃不調だった湘南の3年目、桑原義行外野手(25)に明るさが戻った。
東京・日大豊山高時代の通算打率は4割5分以上、本塁打9本、打順は3番で中堅手。00年夏の甲子園に出場し2回戦で東海大浦安に敗退したが8打数3安打、本塁打1を記録し勝負強さを発揮。日大時代は通算打率3割1分、本塁打0、中堅手で1、3、4番を打ち03年春季リーグ戦で首位打者、04年に日米大学野球代表、ベストナイン3回と抜群の野球センスの持ち主だ。
田代2軍監督は「昨年は1軍で活躍し大きな自信をつかんだ。チームでも練習量は多い。精神的にも強くなった。チャンスを大切にして頑張れば1軍も十分あるヨ」と言う。
今年のキャンプでは1軍を狙って守備面でも送球面に力を入れた。ケガにも強い選手。過去、1年目の8月に左ひざじん帯断裂、2年目の5月には半月板損傷と試合でケガと不運に泣いた経験があるだけに今年は攻走守に注意だ。
開幕3月24日巨人戦で「1番中堅」で出場し、8回1死後、福田の初球スライダーを左前打。桑原は「開幕戦が終わって12試合で安打4、自分は悩み打撃フォームも狂い苦しかった。ここで負けてはいけないと思い踏ん張った」と言う。この間の打率1割2分1厘、打点1。平常心に戻った桑原は4月17日ロッテ戦で4、5回に呉からチェンジアップを右中間安打と中越え二塁打。4月18日ロッテ戦では1回2死満塁で黒滝のストレートを中前打の2打点、3回にも黒滝の2球目を中越え二塁打、9回にも無死満塁で末永のフォークボールを中前打し1打点で今季初の3安打、3打点と波に乗る。5月20日日本ハム戦、5月26日ヤクルト戦に3安打と9試合連続安打(この間打率4割3分6厘、打点5)で3、4月を21試合、打率2割9分2厘、打点6で打撃20傑に顔を出した。
初本塁打は6月17日の交流戦、ソフトバンク戦の1回無死一塁で倉野から左翼席に1号2ラン。桑原は「1本打つのに40試合。背番号と同数ですね。本塁打より出塁率を大事にしたい」と確実性を狙う。前半戦を55試合、打率2割9分4厘、本塁打2、打点15、盗塁6、出塁率3割3分9厘で打撃10傑の7位に入った。
後半戦スタートの7月24日巨人戦では「1番中堅」で先発出場したが巨人先発深田の6球目を打って二飛が後半戦のスタート。3打数ノーヒットに終わった。桑原は「山もあれば谷もあります。コンスタントに打てるよう努力し何度でも1軍を狙います」と力強く話した。8月7日現在、61試合、打率2割8分9厘、本塁打2、打点15、盗塁6。
◆桑原義行(くわばら・よしゆき)1982年6月15日生まれ。日大豊山-日大。180センチ、86キロ。右投げ右打ち(05年大学・社会人3巡目入団)。1軍成績は9試合、21打数8安打、本塁打0、打点0、盗塁1、打率3割8分1厘。初出場06年10月1日ヤクルト戦(横浜)、初安打は06年10月1日対ヤクルト戦の5回、川島から左二塁打。好きな言葉は「成せば成る」。目標の選手はヤクルト青木。遠投105メートル、50メートル走6・0秒、本塁から一塁までの走力4・1秒。
○…グッドウィルは7月31日日本ハム戦で7月24日楽天戦以来の2ケタ安打。この日は打線も爆発。2回に日本ハムの先発建山を攻めた。先頭打者の5番リーファーが5球目ストレートを右中間(推定125メートル)に先制8号ソロ。1死後7番水田四球、8番銀仁朗左前打で一、三塁。1番大崎が右二塁打で水田が得点して2点目。2番黒瀬四球で2死満塁、3番大島が3球目ストレートを右中間に満塁本塁打の1号で6点目。4番後藤中前打で打者一巡となった。5番リーファーが5球目シンカーをバックスクリーン左(推定130メートル)の9号2ランのイースタン・リーグ6人目、外国人選手初のイニング2本塁打を記録した。「野球生活で1イニング2ホーマーは記憶にない」と村石2軍マネジャーを通してコメントした。田辺2軍コーチも「イニングに満塁本塁打、イニング2ホーマーはあまり記憶にないよ」と笑顔。この日グッドウィルの先発は2年目・西川純司投手(24=三重中京大、183センチ、72キロ、左投げ左打ち)で今季22試合目の登板で今季初先発。打者22、投球回5、安打5、三振3、四球2、失・自責点各2。最速は130キロだったが変化球が良く4回2死満塁で1番糸井をチェンジアップで空振り三振で追加点を与えず5回を投げ嬉しい今季初勝利を挙げた。
○…ファームの7月の月間MVPをロッテの新人・角中勝也外野手(20=日本航空二-四国アイランドリーグ高知、180センチ、80キロ、右投げ左打ち=06年大学・社会人ドラフト7巡目)が受賞した。7月は10試合、34打数17安打、本塁打1、打点7の打率5割。10試合で8試合に安打し3安打が3試合。7月7日湘南戦では「4番中堅」で2回吉原の3球目を中前打。6回にも吉原の5球目143キロのストレートを右翼席に4号ソロホーマー。9回には岡本の初球を三塁前に脚力を生かしたバントヒットで3安打と器用な打撃を見せた。7月18日までの前半戦を59試合、打率3割6分7厘、本塁打4、打点24、盗塁3、長打率5割2分3厘、出塁率4割7厘。前半の最多安打73は他球団の編成部の目にも留まる。前半戦の最終戦7月18日日本ハム戦では2回金沢から右中間安打、4回植村から右二塁打、6回宮本から投内安打の3安打で前半戦を終わった。前半戦は打撃2位と新人離れの働きを見せた。7月24日野手強化で1軍に出場登録された。1軍初出場は7月24日ソフトバンク戦(ヤフードーム)。そして初安打と初打点は7月26日ソフトバンク戦の6回に西山から右前に、7回には柳瀬から右前に2点タイムリーし初打点を記録。
佐野2軍打撃コーチは「よく頑張った結果だ。これからいろいろと勉強するだろう。チャンスを大切にして努力してもらいたい」と話した。
○…ヤクルトの06年高校ドラフト1巡目の増渕竜義投手(20=鷲宮、183センチ、81キロ、右投げ右打ち)は5月13日グッドウィル戦以来の登板をした。2番手として4回、8番青松と対戦し初球143キロのストレートを投げた。完全なボールでスタートしたがカウント1-3から死球、9番手嶌三振(バント失敗)、1番南二ゴロ、2番早坂遊ゴロでこの回19球。投球フォームに安定感もなく力強さもない。「久し振りの登板だからね…」とネット裏の声。5回3番田中雅三ゴロ(146キロの球1球だがボール)、4番青野3球三振(三振の3球目最速148キロ=外角低めのこの1球だけは光った)、5番大塚右飛で降板。投球数33、打者7、投球回2回、安打0、三振2、死球1の無失点だったが各チームの編成部は「これからに期待しましょう」と評価した。増渕は「5月以来の登板だったので少し緊張しました。反省点もありますが納得のいくピッチングが出来たと思っています」とコメントした。
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