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2007年08月01日

1軍近いぞ!湘南西崎

 前半戦コンスタントに打ったのは湘南の7年目、西崎伸洋外野手(25=福岡・糸島高、175センチ、75キロ、右投げ右打ち=00年ドラフト6位入団)だ。

 開幕戦の3月24日巨人戦で8回に福田からチェンジアップを左前打してスタート。西崎は「開幕2番左翼手で先発スタメン出場して今年は1軍定着が目標を強く意識した。捕手から野手に転向して4年目だから1軍に向かって努力だ」と苦労は無駄にならない事を知った。

 3月28日楽天戦で1回川井から中前打して以来4月17日ロッテ戦の4回呉から内野安打して11試合連続安打(この間打率3割4分8厘、本塁打1、打点4)と開幕から好スタートを切った。

 初本塁打は4月14日グッドウィル戦の6回に東のカウント1-3からのスライダーを左中間120メートルの第1号。福本育成担当は「パワーを見せたバッティングだ。1軍で通用する打撃に感じた」と言う。打率面でも安定している。月間打率は3月=2割6分3厘、4月=3割1分1厘、5月=2割9分2厘、6月=3割6分4厘、7月=5割と前半戦の55試合で65%に当たる36試合に安打を記録し1試合2安打以上が14試合とコンスタントに打っている。田代2軍監督は「力をつけてきた。変化球も思い切って振れるし打率も安定している。1軍へのチャンスはある。信じて頑張れ」と意気込みを買う。

 6月26日日本ハム戦では途中出場で7回2死満塁で木下のカーブを左前打の2打点、11回2死一、二塁で山本のストレートを右翼線二塁打で2打点の4打点。

 6月27日日本ハム戦でも5回2死一、二塁で金村のフォークボールを左中間二塁打の2打点、7回には2死一塁で須永のストレートを左中間に4号2ランで2試合連続の4打点と勝負強さを見せた。西崎は「連続安打や連続打点は集中力ですから…。それとファンに笑顔を忘れないようにしています」と明るい性格だ。各チーム編成部は「感じの良いバッティングを見せている。1軍で活躍してほしい若手だ」と評価。

 前半戦7月23日現在では55試合、打率3割4分4厘、本塁打6、打点26、盗塁1、長打率5割3厘、出塁率4割1分1厘の打撃10傑の3位で終わっている。西崎は「1軍で初安打や得点や打点を記録したい。チャンスを大切にしてあとは苦労するだけだ」と笑う。

 7月24日巨人戦の後半戦スタートは先発6番左翼手でスタートし2回の初打席で深田の3球目ストレートを左前打。5試合連続安打で2軍首脳陣も認める順調な成長に「1軍も見えてきた」と言う。7月30日現在、58試合、打率3割3分5厘、本塁打6、打点26、盗塁1で出塁率4割3厘と活躍している。

 ◆西崎伸洋(にしざき・のぶひろ)1982年4月8日生まれ、25歳、7年目、福岡・糸島高出身、175センチ、75キロ、右投げ右打ち=00年ドラフト6位入団。1軍初出場は06年6月4日の交流戦日本ハム6回戦(横浜)。1軍の成績は5試合、0打数0安打、0打点に「打席に立つ事です。1軍で通用する力をつけたい。球場に父(優二さん)と母(美知智さん)を呼び、妻(奈都子さん)と子供(陸ちゃん)にも初ヒットを見せたい」。遠投100メートル、50メートル走6・3秒、本塁から一塁までの走力4・1秒。外野手で狙う位置は左翼手(失策2)。捕手から外野手に転向は「当時の2軍監督だった岩井監督に外野手になりたい」と言うと意見が一致したから転向。高校時代の通算打率3割4分以上、本塁打40本で守備位置は投手、捕手、外野手を守った。背番号65が1軍で活躍する日も近い。

 ○…6月27日再調整(今年キャンプで風邪で体調を崩し出遅れる)でファームに落ちた湘南の内川聖一外野手(24=大分工、184センチ、79キロ、右投げ右打ち=00年ドラフト1位)はファームに落ちても一生懸命汗を流し再度1軍を目指している。ファームに出場は6月28日日本ハム戦で2番右翼手でスタメン出場し4回植村の2球目を中前打して8試合連続安打(この間35打数16安打、本塁打1、打点8、打率4割5分7厘)と1軍復帰近しの打撃を見せた。7月17日ヤクルト戦で4打数1安打、打率3割9分1厘で4割を切ったが7月24日巨人戦で3、9、11回に福田、東野、三木の各投手から安打の3安打で再度打率を4割2分に上げた。田代2軍監督は「いつでも送り出しますよ」と1軍からのお呼びを待っている。内川は「チャンスを大切にしています。体調に気をつけています。いつでも万全です」と頼もしい。7月30日現在ファームでの成績は14試合、打率4割1分4厘、本塁打1、打点8、盗塁0。注目の1人だ。

 ○…巨人が後半戦の2試合目、7月25日湘南戦で越智、鈴木誠、吉武、三木、前田の5人の投手リレーで湘南打戦を毎回奪三振、6安打、3四球で完封勝利し首位を守った。特に光った投手は2年目越智大祐投手(24=新田-早大、184センチ、85キロ、右投げ右打ち=05年大学・社会人ドラフト4巡目入団)。この日は自己最速の152キロにスライダー、フォーク、カーブの変化球に制球力があった。投球数109、打者26、投球回6回1/3回、三振9、四球3の無失点。三振を取った球はスライダー、フォーク、ストレートだったが力感あふれる投球フォームは打者を威圧する。ピンチは2死三塁で7番斉藤を空振り三振、4回1死一、二塁で6番北川をスライダーで空振り三振、7番斉藤もフォークで空振り三振と6回まで95球で見事なピッチングだ。自己最長の7回に入るとスタミナが切れた。7回先頭の北川に速球を右前打され1死後代打の西崎を四球、1死一、二塁で降板した。昨年は右肩痛などで不本意だったが今年は1軍も中継ぎ投手が不足だけに1軍へのチャンスもあるように思える。7月30日現在、16試合、3勝1敗、投球回33回1/3、自責点11、防御率2・97。注目の若手投手だ。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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