2007年06月20日
恐れようと避けようと来るもの必ず来る。1軍を直視し現実に向かって力強く挑戦するのはロッテ2年目、細谷圭内野手(19)だ。群馬・太田市商出身、182センチ、84キロ、右投げ右打ちで恵まれた体格に攻走守に将来が期待される逸材だ。
高校時代は主に遊撃で活躍し三塁も時々守ったがプロに入ってから本格的に三塁を守った。守備面だけではなく打撃面でもセンスの良さを発揮し安打製造機ぶりを見せている。通算打率は5割以上で本塁打46本。細谷は「どんな試合でも1試合2安打を心掛けて打席に立った」と言う。
今年のキャンプでは「守備面の強化」を目標にした。佐藤2軍ヘッド兼内野守備・走塁コーチは「1軍には今江や青野や渡辺正とか塀内らがいる。競争に勝つには並の努力では無理だ。キャンプでは基本を身につけさせた。本人も練習に耐えた。将来を考えて外野手も頭に入れた方が良い」とアドバイス。
昨年の打撃は48試合、打率2割1分7厘、本塁打1、打点4、盗塁0。守備面では三塁が33試合で失策2、守備率9割4分9厘。今年は成長した。キャンプでの「バットの振り込みが良かった」と言うだけあって3月24日グッドウィル戦(ロッテ浦和)で「1番三塁」でスタメン出場し5回に今季初安打だ。細谷は「開幕戦の初安打で気持ちが楽になった」と言うだけあって3月29日巨人戦から4月18日湘南戦までの11試合連続安打(この間打率3割1分、本塁打1、打点5)で通算打率も3割台に乗せた。その後も5試合連続安打、5月23日ヤクルト戦から5月31日まで6試合連続安打と好調だった。
5月31日楽天戦(ロッテ浦和)では3回2死一、三塁で金森の3球目スライダーを左中間に逆転三塁打、5回にも金森から左前打、7回にも小手から左前打の3連打。細谷は「今季初の3安打だったが走者をおいての3安打だったのでアピールが出来ました」と明るい笑顔。
5月31日現在で35試合、打率2割8分、本塁打3、打点19で打撃30傑の18位。6月5、6日グッドウィル戦の2試合にも安打し8試合連続安打としたが6月9日の日本ハム戦(ロッテ浦和)では金沢に三ゴロ、中飛、二ゴロ、四球そして9回2死の最後の打席は建山の5球目を空振り三振で連続安打もストップした。佐野2軍打撃コーチは「成長した。打撃センスがあるしミートするタイミングが良い」と期待する。細谷は「頑張るだけです。チャンスを大切にして1軍に挑戦します。フレッシュオールスターでは狙います(100万円)。両親には何かプレゼントしますか」と元気に球を追う背番号59に注目だ!
6月18日現在、43試合、打率2割6分3厘、本塁打3、打点20、盗塁2、四死球7、三振37。
◆細谷圭(ほそや・けい)1988年1月17日生まれ。05年高校ドラフト4巡目入団。将来の打順目標は「勝負強くなりたいので5番打者が良い」と言う。目標の選手はマリナーズ城島。好きな言葉は「百折不撓(ひゃくせつふとう)」。本塁から一塁までの走力タイム4・2秒。遠投は100メートル。早く1軍に上がって「父親の徹さん、母親の美子さんを球場に呼びたい」と言う。血液型B。
○…巨人が今季初の首位に立った。第12節終了時点(6月11日現在)で1位ヤクルトが41試合、24勝14敗3引き分け、勝率6割3分1厘5毛、巨人も39試合、24勝14敗1引き分け、勝率6割3分1厘5毛で巨人は同率首位だった。6月12日巨人はジャイアンツ球場でロッテと戦い久保が今季初完投。最速147キロにストレート、スライダー、フォークの変化球も制球力があり5回まで5安打で2失点(自責点0)と首位に向かって投打の歯車はガッチリだ。打撃陣も5回までに9安打で5得点と久保を援護した。久保も6回以降はロッテ打線を2安打に抑えた。打線も久保を除いて先発全員の11安打とロッテ投手陣を打ち込んだ。久保は投球数136、打者34、投球回9、安打7、四死球3、三振8、失点2、自責点0で今季初完投で3勝目。一方のヤクルトは湘南戦(平塚)で2-4で惜敗し首位の座を巨人に譲った。巨人関係者は「久保も1軍に向かってアピールした。勝ちながら若手を育成する巨人は面白くなった」と言う。首位を明け渡したヤクルトの熊田2軍マネージャーは「ケガや故障で台所は苦しいです。選手達が頑張っているので泣き言は言えません」と力強い。
○…粘りと根性で1軍に向かって扉を開けようとしている日本ハムの3年目、工藤隆人外野手(26=弘前実-青森大-JR東日本、04年ドラフト9巡目入団、171センチ、73キロ、左投げ左打ち)の俊足巧打が光る。5月31日まで35試合、打率3割3分3厘、本塁打1、打点13、盗塁7、出塁率4割7厘で打撃10傑の3位に座っていた。6月2日湘南戦(平塚)では泰、稲嶺らの各投手に抑えられ4打数ノーヒットだったが6月3日湘南戦(横須賀)では1、3回に北から中前打、右前打そして7回に吉原から中前打と3安打して以来6月9日ロッテ戦(ロッテ浦和)で相原から1、3、4回に安打し1試合3安打を4試合連続と打ち、6月7日に打率3割7分5厘で待望の打率トップに立った。6月18日現在まで、9試合連続安打に島田2軍打撃コーチは「よく頑張っている。バットも振れている。いつでも1軍に送れる選手だ。チャンスを大切にして欲しい」と期待する。球団関係者も「野球に対する態度が良い。休みの時に室内で打球音がするので誰だろうと思ったら工藤が1人でマシンを相手に打っていた。努力家だな、と思った」と言う。工藤は「1日も早く一人前の選手になれるよう努力します」と粘りと根性男に何かを感じる熱いものがある。6月18日現在、45試合、打率3割7分9厘、本塁打1、打点15、盗塁15、四死球13、三振21で長打率5割以上、出塁率4割以上。小柄だが誰にも敗けない根性男に注目して欲しい。
○…グッドウィルは6月16日ロッテ戦(ロッテ浦和)で投打の歯車がガッチリと組み合って20勝目を挙げた。この日は3回に7番黒瀬から4連打で3得点、5回にはリーファーが黒滝から2号2ラン、6回にも3四球、2犠飛、1安打で3得点の合計8得点。打線も先発全員安打で14安打。投手では帆足の好投が光った。5回まで投球数94、安打4とストレート、変化球に制球力があり8回を投げ、安打4、四球3、毎回三振10の無失で今季2勝目。完封敗けのロッテはチーム30敗目でイースタン・リーグ1番乗りとなってしまった。
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