2007年06月06日
ファインプレーの前にミスがある!「正確に確実に」と言うのは着実に成長した日本ハムの3年目、市川卓内野手(21)だ。
5月の成績は17試合に出場し、72打数25安打、本塁打1、打点6、打率3割4分7厘。守備面は一塁、三塁、外野を守り失策3(一塁2、外野1)と思い切ったプレーが目立つ。「無心と集中力」ですと昨年とは違う「やる気」が見られる。
4月5日ロッテ戦(ロッテ浦和)では3、5回に浅間から2安打、7回松本から1安打の1試合3安打(中前打、右前打2)のプロ入り初の猛打賞。市川は「今年は本塁打よりも勝負強い打撃がキャンプでの目標だった」と言う。
4月には5試合連続安打を含み14試合、打率2割7分6厘、本塁打、打点は0と不運に泣いた。1軍からの調整選手が多かった。出場機会が少なかった。目標の選手は「ヤンキースの松井秀喜選手」だ。投手をイメージしてバットスイングの毎日だった。
5月に入ると2日湘南戦(鎌ケ谷)では2回松家、3回稲嶺、8回三橋の各投手から今季2度目の3安打。3回2死満塁で稲嶺の5球目を走者一掃の左中間二塁打。3打点で勝利に貢献する勝負強さを見せた。市川は「打撃フォ-ムを改造しシャープなスイングを心掛けている」と言う。3試合連続安打が2度、6試合連続安打とコンスタントな打撃を見せた。5月23日楽天戦(山形)で2回に左前打、4回先頭打者で愛敬の2球目を右翼席に今季1号ソロ。5月31日現在、31試合、打率3割2分7厘、本塁打1、打点6、盗塁0、出塁率3割5分8厘で打撃ベスト10に堂々と顔を出した。
福良2軍監督は「スイングにもスピードもつきパワーもついた。軸もぶれず選球眼も良い。楽しみだよ」と期待する。水上2軍守備走塁コーチも「送球する時のステップに注意と失敗を恐れない事だ。守備センスもあるので期待している」と言う。5月29、30日グッドウィル戦(西武第2)で今季初の三塁を守ったが各チームの編成部は「6回の黒瀬の打球処理は合格点だ」とセンスを買う。昨年三塁を5試合守り13の打球を処理し、守備率9割2分3厘(失策1)を記録している。市川は「目標は1軍出場です。守れる所は大事にしたい。チャンスを大切にして思い切りやります」と言う。今年の市川は一味違う。活躍が楽しみだ。
6月4日現在、32試合、打率3割2分7厘、本塁打1、打点6、盗塁0、四死球5、三振22、出塁率3割5分8厘。
◆市川卓(いちかわ・すぐる)1986年6月7日生まれ。三重・菰野高出身。185センチ、90キロ、右投げ左打ち(04年ドラフト5巡目入団)。高校時代の通算打率は3割2分5厘、本塁打36本。高校時代の思い出は「高3春の対外試合で1試合2本の満塁本塁打を右翼席に打った事」。好きな言葉は「努力」。遠投100メートル。50メートル走は6・2秒。本塁から一塁まで3・9秒。夢は、父重昭さん、母久美さん、姉ゆりえさん、兄景太郎さんの家族全員を球場に呼ぶ事だと言う。昨年までのイースタン・リーグ通算成績は、129試合、打率2割1厘、本塁打5、打点24、盗塁3。血液型O。背番号50に注目だ。
○…ロッテの2年目、根本俊一内野手(23=花咲徳栄-東北福祉大、177センチ、75キロ、右投げ左打ち、05年大学・社会人ドラフト3巡目)の勝負強い打撃が目立つ。5月29日楽天戦(ロッテ浦和)で昨年の5月5日の日本ハム戦でディアスから初回先頭打者本塁打を打って以来の自己2本目を楽天戸部からプレーボール直後の初球ストレートを左翼に今季1号。3回にも中越え二塁打、8回には佐藤から脚力を生かして投手内野安打の今季初の3安打で打線に火をつけた。佐野2軍打撃コーチは「4月17日に1軍抹消になったが打撃面は成長している。バットコントロールも良いので心配はしていないよ」と信頼は強い。根元は「当然1軍を狙っています。チャンスを大切にします」と明るい表情を見せる。6月2日、1軍に再度登録された。
○…将来は左の長距離砲だ!と楽天松井2軍監督がフレッシュオールスターに送り出したのは新人の横川史学外野手(常総学院-青学大、06年大学・社会人ドラフト4巡目、186センチ、90キロ、右投げ左打ち)だ。高校時代は内野手で通算打率は3割8分以上、本塁打27本。大学で外野を守り通算打率は3割以上、本塁打30本で05、06年の世界大学選手権や日米大学野球代表、そして大学選手権と神宮大会に出場と数々の檜舞台で活躍し実力を発揮した逸材だ。松井2軍監督は「打撃面では勉強する面が多い。緩急をつける投手には弱い面があるが確実性を大切にして頑張れば面白い」と言う。5月中旬に胃腸炎になり体調を崩したが「試合に出場させてもらえ嬉しいです。チャンスを大切にします。フレッシュオールスター出場は本当ですか?」と驚いた様子だった。目標の選手は「ソフトバンクの松中選手です。フレッシュオールスターではホームランを狙います」と言う。球場に父泰己さんと母光代さんを呼び「親孝行しようか?」と思案中の22歳だ。好きな言葉は「シンプル・イズ・ベスト」。
○…ロッテの06年高校ドラフト1巡目の大嶺祐太投手(18=沖縄・八重山商工、184センチ、80キロ、右投げ左打ち)は5月29日楽天戦(ロッテ浦和)で8試合目の先発登板。この日は打線の援護に感謝だ。1回に根元が初球を初回先頭打者本塁打で先制点。楽天も1回に2死満塁で6番の山崎隆を7球目スライダーで三振だったが投球は低めの暴投となり1失点の同点。1回打者7人に安打1、四球2、三振3で投球数42球と多投した。大嶺は「ボールをしっくりと握れなかったのが原因。次はしっかり投げます」と言う。しかし2、3回は変化球の切れも良く最速143キロで打者8人をノーヒットに抑えた。5回1番の関川に7球目のストレートを右翼に2号ソロ(被本塁打5本目)され1失点。5回までの投球数は101球。園川2軍投手コーチは「今日は投球数は100球前後」と言っていた。6回に入ると横川四球、山崎隆に最速143キロの空振り三振とした場面(勝利投手の権利を残す)で投球数は116球となり2番手の松本にマウンドを譲った。大嶺は「2勝目が記録され打線や救援投手に感謝です。四球5は多い。制球力をつけます。言い訳はしません。親類の方が観戦してくれたが良いピッチングを見せられず残念でした」と反省。この日は投球数116球、打者24、投球回5回1/3回、安打3(本塁打1)、四球5、三振8、失点・自責点各2。園川2軍投手コーチは「今日は70点」とひと言。次の登板が楽しみになってきた。フレッシュオールスターでは第1球は「150キロのストレートを投げたい」と言う。
※フレッシュオールスターは7月19日、愛媛・松山の坊ちゃんスタジアムで開催。試合開始18時30分。
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