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2007年04月04日

「未来の主軸」ロッテ佐藤が一番乗り弾

 将来はロッテの主力打者だ!! と言わせるのは06年の高校ドラフト2巡目で入団した佐藤賢治外野手(18=横浜高)だ。横浜高時代は昨年の春、夏に甲子園に出場し、夏は5番右翼手として活躍した。高校2年生の春まで投手として活躍したが秋から外野手に転向。高校時代の通算打率は3割8分5厘で本塁打は11本。佐藤は「本塁打を狙うより勝負強い打者が目標だった」と高校時代を振り返る。

 小学校3年生から野球を始め4年生から左打ちになった。「小さい頃からチャンスに強く3冠王の獲得が夢」と野球に熱中した。

 今年のキャンプは2軍からスタートした。古賀2軍監督は「素晴らしい逸材なのでキャンプでは体作りを基本にし、打って守って走って筋トレの毎日だった。」という。佐藤は「投手陣のスピードや切れのいい変化球は凄いなと感じた」という。夜間はマシン相手の「打ち込み」に自分との戦いを続ける。

 教育リーグでは3月3日の日本ハム戦(ロッテ浦和)に守備固めで初出場。4日のグッドウィル戦(ロッテ浦和)には8番左翼手でスタメン出場した。

 1打席目藤原投手に遊併打、2打席目松川投手から右中間二塁打、3打席目田沢投手から左翼線二塁打、4打席目東投手から遊ゴロで、この日は4打数2安打と広角打法を見せた。そして3月10日ヤクルト戦(ロッテ浦和)では3回に松岡投手の2球目ストレートを右中間にプロ入り初ホーマー。佐野2軍打撃コーチは「球をミートするのは天性型だ。若手に楽しみな選手が多いから面白くなる」と笑顔を見せる。

 イースタン・リーグの開幕は3月24日。開幕戦のグッドウィル戦では4回1死三塁で松永投手の3球目を大きな飛球の左犠飛でプロ初打点。7回には先頭打者で2番手岸投手と対戦し、6球目の速球を見事なミートで左翼に推定105メートルのイースタン・リーグ一番乗りの初ホーマー。佐藤は「思い切って振った結果です」と言うが、ネット裏では「やはり素材が違うよ」との声が聞こえた。3月28日巨人戦(ロッテ浦和)の6回には金刃投手の5球目スライダーを右前打に好打したバットコントロールは高校生離れした打撃だった。開幕から6番左翼手で先発出場しているが、守備面でも打球に対するスタートも良く守りのセンスもいい。楽しみな逸材だ。

 4月1日現在、4試合、打率1割6分7厘、本塁打1、打点3。

 ◆佐藤賢治(さとう・けんじ)1988年8月26日生まれ。東京都出身。横浜高から06年高校ドラフト2巡目でロッテ入団。目標の選手はロッテ・サブロー外野手。好きな言葉は「人生の勝利者になれ」。遠投120メートル、50メートル走6・1秒(本塁から一塁まで4・1秒)。初給料で父公義さんに名刺入れ、母幸子さんにネックレスをプレゼントした。今年はイースタン・リーグで「首位打者を取りたい」と言う。181センチ、78キロ、右投げ左打ち。

 ○…ロッテの06年高校ドラフト1巡目の大嶺祐太投手(18=沖縄・八重山商工、184センチ、80キロ、右投げ左打ち)が3月29日の巨人戦(ロッテ浦和)でプロ入り初先発登板をした。1番脇谷に初球143キロのストレートでストライクのスタート。4球目を左前打され、2番円谷に4球目117キロのカーブを右翼に2ランホーマーを許した。2回に三浦から空振り三振を奪った際には145キロが出た。最速は149キロ。5回を投げ毎回安打を許したが、後続打者を完全に抑え5回には守備面で動きのいいプレーを見せた。大嶺は「100点満点のピッチングだった」と振り返った。次の登板に期待が出来る。巨人二岡と対戦して右飛、二ゴロと抑えた投球にはスピードがあった。古賀2軍監督は「よく投げた。これからコンスタントに投げさせる。思うように投げたらいい」と期待。この日は投球数76球、投球回5回、打者21、三振5、四死球0、失・自責点各2。巨人の1番脇谷はこの日3安打し大嶺から左前打、中前打の2安打に「ストレートとカーブだけを投げてきたので打ちやすかった。これから球種も多くなるでしょう。対戦が楽しみだ」と話した。

 ○…湘南は3連敗と苦しんでいたが3月31日グッドウィル戦(西武第2)で06年大学・社会人希望枠の高崎健太郎投手(22=熊本・鎮西高-日産自動車、176センチ、82キロ、右投げ右打ち)が今季2度目の登板でチームの3連敗をストップさせる嬉しい初勝利を飾った。この日は4回1死で上本に5球目スライダーを右翼に初の被弾となるソロホーマー。5回に柴田に右前打を打たれ、そして二盗、3番貝塚に中前打されて2-2の同点になった所で降板。チームは6回に失策や四球、安打2(代打武山中前打の逆転打、呉本が追加点の右前打)で逆転に成功し勝利をプレゼントされた。投球内容は最速140キロにスライダー、カーブ、チェンジアップ等の変化球を投げた。投球数90球、投球回5回、打者21、安打5(被本1)、四球2、三振3、失・自責点各2。田代2軍監督は「3連敗でストップ出来て良かった。高崎も初勝利で自信になればいい。松家の抑えも安心して見られる。9回の新沼の1号ソロホーマーで決まったね。」と選手の活躍に笑顔を見せた。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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