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2007年03月28日

松坂健太を見てほしい!

 今シーズンは自分に勝って「何とかしてやる」と意気込みを見せるのはグッドウィルの4年目、松坂健太外野手(21=東海大仰星、185センチ、88キロ、右投げ右打ち)だ。

 高校1年の時は投手。2年時に外野手に転向し中堅手として活躍した。高校時代の通算打率は3割2分以上で本塁打は19本。遠投は110メートル、本塁から一塁ベースまでは4・2秒、強肩と脚力のある21歳の明るい青年だ。

 昨年はイースタン・リーグで36試合、打率2割3分1厘、本塁打4、打点15。6月7日のロッテ戦で右中間の打球を追ってフェンスに激突し左足を骨折。1カ月の入院生活とケガに泣いた。松坂は「昨年は期待を裏切った。父親(淳吉さん)や母親(千佳さん)そして弟(誠太君=大学でボクシング部所属)に励まされて感謝です」と話した。今年は2軍キャンプからスタートした。田辺2軍野手総合コーチは「守備面では返球の正確さが出てきた。打撃面でも自然体に構えるようになった」と成長を認める。

 3月1日からの教育リーグは全試合4番に座った。ネット裏では「空振り三振が多いが、スイングがいい」と評価されている。3月3日の教育リーグ開幕戦、巨人戦では4番に座り1打席目は右飛。2打席目は中前打を放ち、すかさず二盗を決めた。7回にはもう少しで本塁打かと思わせる左翼への大飛球を放ちパワーも見せた。田辺コーチは「1軍へのチャンスは十分だ。大砲として今年こそ初の1軍を目指せ」とハッパを掛ける。

 好きな言葉は「なんとかしてやる」。目標の選手はソフトバンクの秋山総合コーチだ。秋山コーチは現役時代に本塁打王、盗塁王、最多勝利打点王、ベストナイン等を受賞した選手で西武出身である。

 3月24日のイースタン・リーグの開幕戦、ロッテ戦では4番に座ったが1、3、4回に走者を置いて凡打に倒れた。特に3回1死満塁の先制機に浅い左飛に終わった結果には渋い顔を見せた。「今日は父親が観戦に来てくれたが土産を渡せなかった。チャンスに強い打者になって首脳陣の期待に応えます」と話す松坂に期待をしたい。

 ◆松坂健太 1985年8月16日生まれ、大阪府出身。東海大仰星から03年ドラフト5巡目で入団。血液型はO。イースタン・リーグの通算成績は164試合に出場し打率2割5分5厘、14本塁打、49打点。1軍出場はまだない。

 ○…ロッテの高校生ドラフト2巡目ルーキー、佐藤賢治外野手(18=横浜、181センチ、78キロ、右投げ左打ち)はイースタン・リーグ開幕戦となった3月24日のグッドウィル戦で1号本塁打を放った。7回に調整登板した岸の6球目ストレートを左翼に運んだ。3月10日の教育リーグ、ヤクルト戦の3回に松岡から左中間に初ホーマーを記録しており、楽しみな選手だ。横浜高時代から3拍子揃った好打者と注目されていが、広角に打てる打撃にも期待が出てきた。この日は3打数1安打、1本塁打、2打点。

 ○…日本ハムの高校生ドラフト1巡目、吉川光夫投手(18=広陵、177センチ、75キロ、左投げ左打ち)が3月18日の教育リーグ、ヤクルト戦でプロ初登板。7回に2番手で登板した。先頭打者・小野への初球はカーブ。4球目のストレートが144キロをマークしネット裏から驚きの声が上がった。小野を遊ゴロに打ち取ると続く野口の4球目は145キロ。野口も遊ゴロで2死。丸山泰は最速146キロの速球で見逃し三振を奪った。この日は1回、17球を投げただけだが、マウンド度胸があり攻撃的なピッチングには将来性を十分に感じさせてくれた。上背はないが球持ちの良さに切れのあるカーブは面白い。
 高校時代は通算32勝、好きな言葉は「感謝」。尊敬する投手は横浜工藤。「若手投手陣の競争が楽しみになってきた」と野村2軍投手コーチは笑顔だった。

 ○…教育リーグの最終戦でリードオフマンぶりを見せたのは巨人の新人、寺内崇幸内野手(24=JR東日本、177センチ、74キロ、右投げ右打ち)だ。キャンプは1軍からスタートし守備面でアピールをした。課題は「打撃の強化」だった。3月21日の日本ハム戦では「1番二塁」でスタメン出場し、5回に一塁内野安打、7回に左中間二塁打を八木から放ち、9回には立石からも右前安打して5打数3安打3得点と1番打者の責任を果たした。吉村2軍監督は「今日は寺内、坂本、梅田らが3安打して打撃面でアピールし勝負強さも見せた。イースタン・リーグでも頑張るでしょう。楽しみです」と評価した。寺内は「初の3安打の3得点です。教育リーグは4試合の出場ですが打率3割3分3厘(15打数5安打)で少しは自信になったかな?」と笑顔を見せた。遠投110メートル、50メートル走は5・9秒。都市対抗での活躍、インターコンチネンタル杯の日本代表と社会人野球界では実力を見せただけにこれからの活躍に注目だ。


河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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