1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 河野祥一郎「今週のイチ押し!」

2006年06月21日

湘南の「努力家」呉本、打撃成長

 湘南で「努力家」と選手や首脳陣から評価が高いのは3年目の呉本成徳内野手(25)だ。今年の沖縄・嘉手納キャンプの目標はバットの振り込みだった。昨秋から毎日続けている一日1000本スイングは今も続いている。「最初は苦しかったが今は苦にならない。継続ですよ」と話した。

 開幕からやる気十分でスタート。3月25日対日本ハム戦の6回に代打で出場し、八木投手の5球目ストレートを中飛に倒れた。初安打は4月1日対楽天戦で、6番・三塁手でスタメン出場し7回に渡辺投手の初球スライダーを中前打した。呉本は「今年はバットが振れてボールが良く見える」と振り返る。

 3、4月は代打や指名打者が多く先発は2試合だった。13試合で打率2割7分3厘、打点3。5月は体調も良く4番にも座った。5番には8試合も座り、13日対楽天戦(山形)では3回に金田投手の2球目ストレートを左翼席に1号を含む今季初の3安打と爆発した。5月は14試合中7試合も固め打ちし、打率3割2分4厘、本塁打1、打点6と「自分に納得できる成績を残した」。

 岩井2軍監督は「打撃面の成長は昨年とは違う。粘り強く状況判断をしたバッティングをする。次は守備面で一層の努力を期待したい」と注文をつける。銚子2軍守備走塁コーチは「走塁・守備は基本を大切にしてほしい。リズムが大切」と付け加えた。

 6月も4試合連続安打(3試合連続打点を含む)と好調を持続していたが、14日対インボイス戦(インボイス西武)の4回に後藤光投手の初球を打って二ゴロ、一塁に走る時に右足ふくらはぎ痛(約3週間)ですぐに交代した。呉本は「好事魔多しですか? 今年は必ずやります。チャンスを大切にして努力します」と苦笑い。19日現在、36試合、83打数25安打、二塁打3、三塁打1、本塁打1、打点12、盗塁0、打率3割1厘。

 ◆呉本成徳(くれもと・しげのり)長野・松商学園高-明大、178センチ、80キロ、右投げ右打ち。高校通算打率3割5分以上、本塁打30本。大学時代通算打率2割9分以上、本塁打20本。今年はイースタンで打率3割以上打つことを心がけている。好きな言葉「人間力」。父公運さん、母政子さんは時々横須賀球場に応援に来る。「1軍に出場したら必ず長野から呼びます。楽しみです。頑張ります」。血液型O、背番号55。イースタン過去2年間、103試合、打率2割4分、本塁打5、打点20、盗塁0、三振33、四死球12。

 ○…インボイス3年目の黒瀬春樹内野手(21=県岐阜商、180センチ、83キロ、右投げ右打ち、03年ドラフト2巡目)が、7日のロッテ戦でけがから復帰した。2打数無安打だったが、10日の巨人戦(ジャイアンツ)で4回に辻内投手の132キロストレートを左翼線二塁打し快気祝い。14日の湘南戦(インボイス西武)では2回に堤内投手のスライダーを逆転3ラン(今季1号)。4回にも堤内投手の初球を左前打し、6回には吉川投手の初球内角ストレートを再逆転の左前に運び勝利に貢献した。「いい感じでバットが振れた。今季初の3安打がうれしい」。黒瀬は4月16日のヤクルト戦(戸田)の2回に左中間二塁打を打ち、二塁ベースにヘッドスライディングをした際に右肩亜脱臼し、45日間戦列を離れていた。

 ○…湘南の山口俊投手(18=大分・柳ケ浦高、187センチ、89キロ、右投げ右打ち)は15日ののインボイス戦(インボイス西武)で今季4度目の先発登板した。注目はインボイスの4番に座った“おかわり君”こと中村選手との対戦だった。1回1死走者一、二塁で飛邪飛。4回無死走者一塁で空振り三振。6回1死走者一塁で3球目スライダを打たせて捕飛と3打数無安打に抑えた。ネット裏の各チーム編成部は「腕の振りが柔らかい。球持ちがいい」と評価する。この日は7回、打者26日人に投球数87球、安打1、四死球4、三振1の無失点。山口は「気持ちよく投げれました。これまでの登板した中で一番満足するピッチングでした。90点の出来です」。次は初勝利を狙っている。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

最近のエントリー


このニュース・話題の日記を書く

※ニュースの日記を書く方法はこちらで紹介しています。

このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

0

ソーシャルブックマークとは

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 河野祥一郎「今週のイチ押し!」