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2006年05月31日

ロッテ金沢、打力アップで1軍目指す

 ロッテ4年目の金沢岳捕手(22)が、7月20日の「フレッシュオールスター2006」(東京ドーム・18時開始)に出場する。29日現在、25試合、打率3割1分6厘、本塁打3、打点10の好成績。フレッシュオールスターでは「各チームの投手の球を多く受けたい」と研究熱心なところも見せた。

 2軍首脳は金沢の送球、リード面の成長を高く評価しており、吉鶴2軍バッテリーコーチは「キャッチングや送球は1軍クラスだ。打者のクセを見抜くのも早い。楽しみな捕手だよ」と期待する。

 今年の鹿児島・鴨池や仙台でのキャンプでは、弱点とされた打撃に重点を置き「打撃強化」に汗を流した。平井2軍打撃コーチ補佐は「よく振り込んだ。ティー打撃もやっていた。下半身に強さが見られ粘りも出来た。変化球の対応もいい。打力アップすれば1軍も夢じゃないよ」と話した。

 3月25日開幕の対巨人戦(ロッテ浦和)では先発8番でマスクを被った。4回1死一、三塁で西村投手の5球目スライダーを右前に逆転打を放った。8回の先頭打者では、佐藤宏投手の3球目ストレートを中前打し4打数2安打1打点。開幕戦から4試合連続安打でスタートして3、4月の12試合を打率3割5分1厘、本塁打3(1号3月25日対楽天戦、矢野投手、ロッテ浦和)打点8で、チームが首位を走る原動力になった。

 5月3日の対巨人戦では9回に加登脇投手の2球目を左前打、20日の対湘南戦で今季初の猛打賞の3安打、21日の対湘南戦でも堤内投手から2安打した。3-3の同点で延長11回無死満塁で牛田投手の4球目にスクイズを決めサヨナラ勝ち、湘南戦2連勝に貢献。初の2試合連続3安打と打撃好調だ。

 本塁から一塁まで4・21秒で走る。捕手から二塁手までの送球タイムも2・03秒と速い。投手陣に対する目配り、気配り、思いやりもある。手嶌投手も「明るい性格で投手陣のリードもいいです」と信頼を寄せる。金沢は「4年目ですし1軍の経験もしてみたい」と力強く語った。

 ◆金沢岳(かなざわ・たけし)栃木・矢板中央高で初のプロ入り選手。飯塚スカウトが打撃を高く評価、02年ドラフト6巡目で入団した。180センチ、72キロ、右投げ左打ち。高校時代の通算打率は4割以上、本塁打35本で打順は4番。中学時代も捕手で3番。目標の捕手はマリナーズの城島健司で「打てる捕手が目標」という。好きな言葉は「努力」。遠投110メートル、1軍に出場したら、栃木に住む父親政行さん、母親一枝さんを必ず呼ぶ。ニックネームは「金ちゃん」。背番号62。血液型O。昨年の成績は47試合、打率2割8分6厘、本塁打0、打点5、盗塁1。

 ○…1位ヤクルト、2位ロッテ。23日の首位攻防戦(戸田球場)でロッテが燃えた。2年目の木興拓哉投手(19=北海道栄高・左投げ左右打ち)がストレート、カーブ、チェンジアップの最速126キロのボールが打者の手元で変化し、ヤクルト打線を5回まで1安打(3回畠山遊撃内野安打)。この好投に4番青野選手のバットがこたえた。6回、先発の石堂投手の初球カーブを左翼に本塁打争いトップに立つ6号ソロ。そして7回にも2死走者二塁から駄目押しタイムリー。5打数3安打3打点でヤクルトの連勝を10でストップさせた。青野は「好調なヤクルトを相手にいい仕事が出来た」とニッコリ。

 ○…今年の「フレッシュオールスターゲーム2006」は、7月20日に東京ドーム球場(18時開始)で行われる。セパ両リーグから20人の選手が選抜され、巨人の新人、辻内祟伸投手(18=大阪桐蔭高、184センチ、88キロ、左投げ左打ち)も出場する。24日対日本ハム戦(ジャイアンツ球場)で先発したが左手人さし指を裂傷して1回、打者6人、投球数25球、安打1、四球2、無失点で降板した。25日は通常の練習を行い、フレッシュオールスター出場に「第1球はストレートを投げます。対戦する打者には全力投球で勝利に役立てばいいです」とやる気十分。最速150キロ以上の速球でファンを喜ばせる。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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