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2006年05月17日

日本ハム尾崎好調「キャンプの成果出た」

 日本ハム4年目、尾崎匡哉三塁手(22)の勝負強い打撃は1軍でも通用する。開幕2戦目の3月26日対湘南戦で今季初安打を放つと、5打数3安打1打点でチームの勝利に貢献した。同28日のインボルス戦の7回には、杉山投手の初球ストレートを右翼席に今季1号ソロ。第2戦から6試合連続安打(この間の打率4割5分5厘、本塁打2、打点4)し、「キャンプの成果に満足」と笑顔を見せた。

 「沖縄の東風平と国頭村のキャンプでは思い切った練習が出来た。100点満点ですよ。体調も良いので、けがをしないように注意したい」と自信いっぱいだ。4月16日の楽天戦(鎌ケ谷)では7回1死一、二塁の場面で、有銘投手の2球目ストレートを左翼席に代打3号3ラン。この試合2打数2安打5打点と爆発した。5月に入っても好調で、3日の楽天戦では今季通算5度目の3安打をマークした。

 いまだ1軍デビューはないが、積極的な打撃とプレーは好感度NO・1。若手選手たちへの思いやりもあり、新人の陽伸寿遊撃手も尾崎を頼りにしている。陽は「先輩のアドバイスは勉強になる」と明るく話す。尾崎と、陽はともにドラフト1巡目入団だけに、それぞれ刺激し合っている。尾崎は「やはり遊撃を守りたい。ライバルがいるから楽しいです」と話した。

 各チームの編成は「打撃はいい。あとは守備面の正確さだけ」と成長を認める。昨年は2軍戦で自己シーズン最多80試合に出場した。今年はこれまで全試合に出場。15日現在、28試合、打率3割3分3厘、本塁打4、打点19、盗塁2、四死球1、三振18と好調だ。

 ◆尾崎匡哉(おざき・まさや)兵庫・報徳学園高出身。181センチ、74キロ、右投げ右打ち。目標の選手は巨人二岡と阪神今岡で、2人の攻守を手本にしている。好きな言葉「疾風勁草」(しっぷうけいそう)。血液型B、背番号23、1軍に出場したら父徹さんと母登志子さんを「球場に呼ぶ」という日も近い。高校時代の通算打率は4割以上、本塁打21。

 ○…巨人高橋由伸外野手(31)は10日のヤクルト戦(ジャイアンツ球場)に4番・中堅手で出場。ヤクルト先発の丸山貴投手と対戦し、第1打席二ゴロ、第2打席左前打、第3打席二ゴロの3打席で交代した。11日の対ヤクルト戦にも4番・中堅手で出場。高木投手と対戦し第1打席左飛、第2打席一ゴロだったが、第3打席で右翼へ推定距離140メートルの大ホームラン。高橋由の1軍復帰は12日に決定し、交流戦の西武戦に先発出場した。

 ○…ヤクルトの投打のバランスがいい。11日の巨人戦(ジャイアンツ球場)に4-1(勝投手高木3試合2勝)で勝ってチームは7連勝。この日は首位のロッテが楽天に3-4でサヨナラ負けし、ヤクルトは04年4月6日以来の2年ぶりの首位。小川2軍監督は「選手達が自分の仕事をしっかりとやっているからね」と育成に汗を流している。

 ○…ヤクルトの新人・高木啓充投手(22=宇和島東高-大体大、05年大学・社会人ドラフト4巡目)は11日の巨人戦に今季3度目の先発。ストレート、スライダー、チェンジアップ、フォークが良くコントロールされ、最速140キロで巨人打線を投球数98球、8回5安打、1本塁打(高橋由伸選手に7回)四球1、三振3、失点、自責点各1で初完投ペースで投げたが攻撃的なピッチング、勝負球(フォークボール)があり、投球の組み立が良く楽しみな投手だ。15日現在、3試合、2勝0敗、投球回19、被安打12、四死球2、三振10、失点1、自責点1、防御率0.47で投手防御率第1位に顔を出した。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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