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2006年03月29日

ロッテ成瀬「今年こそ1軍」

 「今年こそ1軍のマウンドに立つ」と意気込むのはロッテ3年目左腕・成瀬善久投手(20)だ。高校時代は03年のセンバツ大会で横浜高のエースとして準優勝。通算勝利数は50勝以上で、防御率2点台と甲子園を沸かせた。

 今年のキャンプでは「1軍について行ける体力作りと1軍の雰囲気に負けない精神力の強化を目標にした」。教育リーグでは2試合に登板し、投球回2回で奪三振5の無失点と抜群の制球力を見せた。球種は速球、スクリュー、スライダーを含めて5種類を投げ分け、勝負球の速球で打者を料理する。

 荘2軍投手コーチは「投球内容が良くなった。制球力がある。課題は下半身の強化だ。1軍は夢じゃない」と成長を認める。昨年ファームで20試合(先発7試合)に登板し2勝3敗。投球回56回2/3、奪三振47(奪三振率7・5)失点23、防御率3・49で、主に中継ぎで活躍した。吉鶴2軍バッテリーコーチも「制球力も安定し打者との駆け引きもいい」と太鼓判。精神的にも余裕が出たのか成瀬は「キャンプと教育リーグでの練習内容には満足している。28日からの対楽天の3連戦で先発があるので楽しみにしています。1軍のマウンドが夢ですからね」と笑顔。そして、小さい声で「両親(父利夫さん、母はす江さん)をマリンスタジアムに呼びたい」と言った。成長した左腕に期待したい。

◆成瀬善久(なるせ・よしひさ) 1985年10月13日生まれ。神奈川・横浜高出身、180センチ、75キロ、左投げ左打ち。03年ドラフト6巡目でロッテ入団。「同じ左腕で参考になる所が多い」と巨人工藤を目標の投手に挙げる。好きな言葉は「全球入魂」。「横浜高の先輩で横浜の多村選手と勝負するのが夢」。

○…日ハムの大学・社会人希望入団枠の八木智哉投手(23=創価大・181センチ、75キロ、左投げ左打ち)はイースタン開幕戦の対湘南戦(横須賀)で開幕先発で登板し投球数83球、7回、安打1、三振5、四球2の無失点で初勝利。「予定は5回までだったが投球数は5回まで66球だったので投球数100球まで投げさせてもらった。変化球もコントロールされて満足」という八木の1軍入りは目の前だ。

○…昨年のファーム日本一のロッテは今年も打線が強力だ。26日対巨人戦(浦和)で巨人の4投手から今季初、毎回の20安打を放った。4番の竹原は「4安打、4打点で昨日ノーヒットの借りは返した」とニッコリ。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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